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バイディソバが今季2度目の決勝進出 |
画像提供:tennis365.net |
(東京、有明)
AIGオープン大会6日目、センターコートで女子準決勝第1試合が行われ、第2シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)が第4シードのM・キリレンコ(ロシア)を、6-4, 6-2のストレートで下し、決勝戦へと駒を進めた。
世界ランキング21位のバイディソバと同26位のキリレンコは、ともにUSオープン後のアジアツアー大会で優勝をおさめており、まさに絶好調といえる状態。しかしこの日は、両者ともになかなかリズムに乗れず、互いの出方を探る展開となる。第2ゲームでバイディソバがキリレンコのサーブを先にブレイクしリードを奪うものの、第3ゲームですぐにブレイクバックされるなど一進一退の攻防が続く。結局第10ゲームでキリレンコのサービスを再びブレイクしたバイディソバが、そのまま第1セットをものにした。
第2セットに入ると、疲れのみえはじめたキリレンコをバイディソバが一気に攻め立てる。キリレンコは、第1セットとは一転して動きにキレがなくなり、サーブも甘く入ってしまったところをバイディソバに叩かれ、リターンエースを量産されてしまう。その一方のバイディソバは得意のサービスで完全に試合を支配し、6-2であっさりとセットを連取し、注目の10代対決を制した。
バイディソバは試合後のインタビューで、「少なくとも、昨日よりはサーブとプレーのリズムが良かった。第1セット終盤でブレイクできたし、チャンスを良く活かせた。明日は相手がミルザとゴロバンのどちらであれ、100%の力で戦いたい。」と語り、試合内容に満足している様子だった。
似たプレースタイルを持つシャラポワがこの大会でブレイクしたがとの質問には、「私はもう既に3つタイトルを取っているので、明日は勝とうが負けようが全力でプレーできれば構わない。」とコメントしていた。
(2005年10月8日)