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上位4人は全て10代選手に |
画像提供:tennis365.net |
(東京、有明)
AIGオープン大会6日目は男女シングルス準決勝、女子ダブルス決勝、男子ダブルス準決勝が行われる予定で、その中でも準決勝に進んだ選手が全員10代という女子シングルスに注目が集まる。
まずは、9月以降のアジアツアーでともに1勝をあげているN・バイディソバ(チェコ共和国)とM・キリレンコ(ロシア)が第1試合で火花を散らす。第2シードのバイディソバと第4シードのキリレンコは今回がツアー初対決。リーチの長い手足から強打で攻めてくるバイディソバに対して、キリレンコはサーブ、ストローク、ボレーどれをとっても1級とバランス重視の攻めを見せる。
第2試合に登場するのは、昨日杉山 愛(日本)を破った第3シードのT・ゴロバン(フランス)と、急成長中のS・ミルザ(インド)(第8シード)。こちらの対戦も初顔合わせであり、若い力通しのぶつかり合いに好勝負が期待される。第1シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)をも退けたハードヒットを武器にするミルザと、まるで教科書どおりの丁寧なテニスを展開するゴロバンは、両者タイプが違うだけに、どのような結果になるかは両者の出来次第となろう。
女子ダブルス決勝には、現在日本女子勢で唯一勝ち残っている浅越 しのぶ(日本)が登場。M・ベント=カブチ(ベネズエラ)と組んだペアで対戦するのは、M・キリレンコ/G・ドゥルコ(アルゼンチン)の若手ペア。経験の差を活かせるかが勝負の鍵となる。浅越には大会最多記録となるダブルス3勝目がかかっているだけに是非活躍して欲しいところ。
男子シングルス準決勝には、M・アンチッチ(クロアチア)対B・パウ(ドイツ)、J・ニエミネン(フィンランド)対W・ムーディ(南アフリカ)という対戦カードが組まれている。
そして、最終試合で予定されている男子ダブルス準決勝では、鈴木 貴男(日本)/岩渕 聡(日本)ペアがW・アーサーズ(オーストラリア)/P・ハンリー(オーストラリア)組と対戦する予定。今大会調子の良い鈴木/岩渕ペアには是非決勝に進出して欲しい。もう一方の準決勝では、J・モナコ(アルゼンチン)/G・ミュラー(ルクセンブルグ)組対S・アスペリン/T・ペリー組の大戦が行われる。
(2005年10月8日)