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勢いにのるミルザ |
画像提供:tennis365.net |
(東京、有明)
快晴の秋空の下行われているAIGオープン大会5日目、センターコートの第1試合で女子シングルス準々決勝が行われ、第8シードのS・ミルザ(インド)が第1シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を5-7, 6-2, 6-4の逆転で破り、ベスト4に駒を進めた。
試合は序盤からミルザのペースで進む。フォア、バックともに強打が面白いほどに決まるミルザはズヴォナレーワに攻撃のチャンスを与えることなく、第5ゲームでブレイク。しかし、突如ミルザにストロークのミスが増え始め、逆に安定したプレーを続けるズヴォナレーワが2ゲームを返し、第1セットを先取した。
第1セット終盤から調子を上げてきたズヴォナレーワが、第2セット開始早々にミルザからサービスブレイクを奪いリード。このまま波に乗るかと思われたが、ミルザもすぐさま調子を取り戻しブレイクバックに成功すると、第4ゲーム以降5ゲーム連取の猛攻で第2セットを奪って、試合を振り出しに戻す。
ファイナルセット、両者緩急を付けたショットで攻めあい接戦となるが、試合の主導権を握ったのはミルザ。そして、1ブレイクアップで迎えた5-4、サービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープし、ミルザがベスト4への一番乗りを決めた。
試合を通して、ミルザがハードヒットでゲームを支配し、ズヴォナレーワを圧倒する強さを見せ付けた試合であった。ミルザの準決勝の対戦相手は、杉山 愛(日本)とT・ゴロバン(フランス)の勝者となる。
(2005年10月7日)