藤原/チュアン組を下した浅越/ベント=カブチ組

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（東京、有明）

AIGオープン3日目、女子ダブルス1回戦が行われ、浅越　しのぶ（日本）/M・ベント=カブチ（ベネズエラ）組、M・キリレンコ（ロシア）/G・ドゥルコ（アルゼンチン）組がそれぞれ勝利し、2回戦へ駒を進めた。

浅越/ベント=カブチ組は、藤原　里華（日本）/C・チュアン（台湾）組と対戦し、6-4, 3-6, 7-6(8-6)のフルセットで勝利し2回戦進出を決めた。第1セット、攻める浅越/ベント=カブチ組に対し、守る藤原/チュアン組という構図で試合が進んでいくが、1ブレイクを守りきった浅越/ベント=カブチ組がそのまま第1セットを先取する。

第2セット、このまま浅越/ベント=カブチ組が一気に押し切るかに見えたが、ここで藤原/チュアン組が踏ん張りを見せる。藤原のネットプレー、チュアンのリターンが炸裂し、第2セットを6-3で逆に奪い返し、試合を振り出しに戻す。そして迎えたファイナルセット、互いに一歩も譲らず試合はタイブレイクに突入する。どちらが勝ってもおかしくない展開だったが、最後は経験の差が出たのか、8-6で浅越/ベント=カブチ組がタイブレイクを制し勝利を手にした。

キリレンコ/ドゥルコ組は、M・ワシントン（アメリカ）/J・ホプキンス（アメリカ）組を6-3, 6-4で制し、２回戦進出を決めた。

サービス＆ボレー、平行陣での攻めなど教科書どおりのプレーを見せるアメリカペアに対し、ストロークの強打からの展開で対抗するキリレンコ/ドゥルコ組。アメリカペアは素晴らしいコンビネーションを見せるものの、キリレンコ/ドゥルコ組の強打を最後まで攻略できなかった。