快勝で2回戦を突破した第4シードのキリレンコ

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（東京、有明）

今大会女子第4シードのM・キリレンコ（ロシア）が2回戦に登場し、H・ナギョーバ（スロバキア）に6-4, 6-2で快勝、3大会連続の準々決勝進出を決めた。

ストローカー同士のキリレンコとナギョーバだが、多彩なショットが持ち味のキリレンコと、強打が武器のナギョーバと攻め方は異なっていた。

第1セット、キリレンコが3度のデュースの末に第1ゲームでいきなりブレイクし、試合の主導権を握る。その後も、緩急のついたボールで頭脳プレーを続けるキリレンコは、1ブレイクを奪った余裕からか冷静に試合を進め、粘るナギョーバに反撃の隙を与えず、6-4で第1セットを決める。サーブの好調なキリレンコは所々でノータッチエースを決め、「次はいつブレイクしようか？」とチャンスを狙っているような表情さえうかがえた。

第2セットに入ると、キリレンコのサーブ主導の展開に痺れを切らしたナギョーバが、ミスを連発。序盤で2つのサービスゲームを落として、0-3でキリレンコにリードを奪われる。その後、何とか1ゲーム返すものの、焦りからかボレーを立て続けにミスし、流れは一気にキリレンコに傾く。そして、最後はキリレンコが難なくサービスゲームをキープして、試合を終わらせた。

先日のチャイナ・オープンでツアー初優勝を飾ったキリレンコは、今大会で2勝目を狙っており、次の試合では第6シードのG・ドゥルコ（アルゼンチン）を下したJ・クレイバス（アメリカ）と対戦する。