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接戦を演じたギャンビルとアンチッチ。アンチッチが3回戦に駒を進めた。 |
画像提供:tennis365.net |
(東京、有明)
3日目の雨で順延になっていた、第5シードのM・アンチッチ(クロアチア)とJM・ギャンビル(アメリカ)の試合が行われ、3-6, 6-3, 6-4でアンチッチが逆転勝ちを収め3回戦へと駒を進めた。
195センチの長身から強烈なボールを振り下ろすアンチッチに対して、第1セットで先にブレイクに成功したのは意外にもギャンビルだった。キレのある両手打ちのストロークでポイントを重ねるギャンビルはその後もペースを崩すことなく、ワンブレイクアップで第1セットをものにする。
第2セット以降、落ち着きを取り戻したアンチッチは、サーブでリズムをつかむと最初のサービスゲームを難なくキープ。逆に、ギャンビルがスマッシュ、ボレーなどでミスを犯し始め、第2ゲームでブレイクを許す。結局、このブレイクを守りきったアンチッチが第2セットを勝ち取り、1セットオールに持ち込む。
ファイナルセットでは、サーブが冴え渡ってきたアンチッチがサービスゲームを殆どポイントを与えることなくキープし、焦りの見え始めたギャンビルが際どいコースを狙ってミスし、自爆してしまう。結局、第3セットでもアンチッチが1ブレイクでギャンビルをかわし、セットカウント2-1で勝利を手にした。
アンチッチは次の試合、R・スロイター(オランダ)に6-3, 6-7 (5-7), 7-5で勝利した第12シードのC・ソールニエ(フランス)と対戦する予定で、この試合はダブルヘッダーとして本日中に行われる可能性もある。
(2005年10月6日)