|
快勝で初戦突破のジネプリ |
画像提供:tennis365.net |
(東京、有明)
AIGオープン大会3日目、男子の部(賞金総額69万ドル)に今大会第3シードのR・ジネプリ(アメリカ)が登場した。ジネプリは先月行われたUSオープンでベスト4入りするなど絶好調で、このところランキングを急上昇させている。この日は、A・ポップ(ドイツ)を相手に第1セットこそ競る場面も見られたが、終わってみれば6-4, 6-0の圧勝で、あっさりと3回戦進出を決めた。試合時間にして僅か50分だった。
第1セット、立ち上がりからジネプリはスピン、スライスなど多彩なショットで、ポップのリズムを崩し、第3ゲームで早々にブレークに成功する。ポップも反撃を見せるものの、ブレイクバックするにはいたらず、結局ワンブレイクアップのままジネプリが6-4で第1セットを先取する。
セカンドセットに入ると、ジネプリが強打だけでなくドロップショットなどを多用し、前後左右にポップを振り回す。ジネプリの緩急織り交ぜたプレーの前にポップはなす術なくミスを連発する。集中力を切らしたポップをよそに、ジネプリは着実にポイントを重ね、終わってみればわずか8ポイントしか与えず6-0で第2セットを奪い試合を決めた。
◇試合後のインタビュー
―どんな作戦を立てて試合にのぞんだのか?
「実はウォーミングアップが十分にできなかったので多少心配があった。特に相手(ポップ)がビッグサーバーだったこともあり、とにかくリターンに集中することを心がけた。セカンドセットに入り、彼のサービスゲームでも攻撃的なプレーをすることができ、更に足が良く動くようになったので勝利することができた。」
|
試合後のインタビューに答えるジネプリ |
画像提供:tennis365.net |
―サーフェスが合っているように思えるが
「少しボールが速いけれど合っている。今日はコロシアムの屋根を閉じたこともあり、更に早く感じた。」
―3回戦進出が決まり、優勝が見えてきたか?
「トーナメントに出場するときは、いつでも優勝を狙っている。」
―日本に来て観光はできたか?また行きたいところはあるか?
「都内を見て周りたいけれど日本のことは良く分からない。どこかお勧めはあるか?(<記者>外国の人には秋葉原が人気だが。)」
―観客への感想は?
「両選手を応援してくれたので非常にプレーしやすかった。そして、雨だというのに、これだけ沢山の人が会場に足を運んでくれたことが嬉しかった。」
(2005年10月5日)