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森上組敗退、藤原組、浅越組2回戦へ

(東京、有明)

AIGオープン2日目、第三試合では、森上亜希子&佐伯美穂組 対 S・フォレッツ(フランス)&H・ナギョーバ(スロバキア)組、そして藤原里華&チュン・チアチュン(台湾)組 対 シェ・スーウェイ&チャン・チンウェイ組(台湾)の女子ダブルス2試合が行われた。いずれもフルセットの戦いとなったが、森上組は0-6, 6-1, 3-6で敗れ、藤原組は6-3 2-6 6-1で勝ち、明暗を分けた。

森上は第1セットで集中力に欠き、まったく試合をさせてもらえることなくあっさりと落としてしまった。第2セットでは気を入れなおした日本チームが積極的なネットプレーでポイントを稼ぎ、相手にプレッシャーを与えながら点を重ねていった。しかし、第3セットではその流れを持続できず、森上が深いストロークで形を作ろうとするが佐伯のプレーの切れがなく、十分に相手を攻め切れなかった。その一方で勢いを取り戻したフォレッツ組が流れをつかみ、一気にセットを奪った。

一方の藤原組の試合では、安定したストロークを軸にした互角の戦いとなったが、台湾ペアには簡単なミスが目立ち、その差が得点差となり藤原組が第1セットを先取。前衛での藤原の動きは鋭く、タイミングのいいポーチを見せていた。第2セットに入ると台湾ペアのミスが激減し、それに合わせて藤原のポーチ・チャンスも減った。藤原のパートナーであるチャンのストローク・ミスも目立ち始め、試合の流れは終始相手のものとなった。
ファイナルセットでは、いきなり藤原が2本連続のナイスポーチを決め、さらに相手の強烈なスマッシュをウルトラキャッチでブレークすると一気に流れを変えた。ゲームの組み立てでは勝る藤原組に対し、台湾組には再度流れを変えるような力は残っておらず、そのまま押し切られた。

昨年ダブルスで優勝している浅越しのぶは、昨日のシングルス1回戦で破った相手M・ベント=カブチ(ベネズエラ)とコンビを組んで、第4試合でR・グランビル&A・スピアーズ組と対戦し、6-3, 7-5で勝ち進んだ。



(2005年10月4日)
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