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(東京、有明)
AIGオープン2日目、センターコートの第2試合では予選を勝ち抜いてきた添田豪と、2003年AIGオープン優勝のR・シュトラー(ドイツ)との1回戦が行われた。添田は攻撃的なプレーで常に優位に立ってはいたものの、シュトラーが大事な場面で確実にポイントを重ね、軍配は6-4, 4-6, 6-2でシュトラーに上がった。
第1セットは互角の戦いでスタートしたが、分かれ目となったのは第7ゲーム。添田がバックハンドを2本ミスし、15-40で相手のブレイクポイントとなったところで粘ってデュースまでもっていったが、そこでシュトラーに2ポイント連取されブレイクを許した。そのまま第1セットはシュトラーのものに。
第2セットも両者ゆずらない展開となったが、第8ゲームで添田が先にブレイクを決め5-3とリード。その後ブレイクバックされると、再度添田が攻めこんでブレイクバックし、セットを取り返す。
しかし第3セットでは引き続き高いレベルでの攻防が続くが、シュトラーが4ゲーム先取し、そのまま勝利を決めた。
添田は、「勝てるチャンスがあったが、第3セット最初のサービスゲームを落としたのが響いた。その後40-15でサービスキープできるチャンスがあったものの取りきれなかったのが悔やまれる。でも、ラリーでは負けていなかった。」と試合を振り返った。
同時に、「普段は自分のミスでポイント失ったりゲームを取られると次のプレイまで引きずっていたが、引きずらずに悔やまず1ポイント1ポイント集中することを心がけるようになった。そうすることで自分のプレイの質も上がった。」と試合を重ねながら成長していく自分を感じていたようだ。
今年1年を振り返ると、「AIGの予選を突破することを目標にしていたので概ね目標はクリアしたが点数で言えば67点。」との自己採点。来年のAIGオープンでは大活躍を期待したい。