（東京、有明）

センターコートの第1試合に登場した森田あゆみとマリア・キリレンコの両選手の試合のインタビューは和やかに進行した。試合はキリレンコが6-4, 6-4で森田を下している。

キリレンコは終始リラックスした表情で受け答え

画像提供：Getty/AFLO

マリア・キリレンコ インタビュー

―試合前に森田の情報は集めていましたか？また実際に対戦した印象は？
キリレンコ（以下K）：「特に情報は集めていなかったが、いい選手だと聞いていた。実際に対戦してみて確かにいい選手だったので将来が非常に楽しみ。森田は動きもよく、特に両手うちのストロークはすばらしかった。ネットにでる回数を増やせばもっと良くなる。」

―ランキングの差以上に接戦になりましたが･･･
K：「どの試合も1stラウンドはいつも簡単には勝てない。今日は特に試合直前にコロシアムの屋根を閉めることが決まり、少し戸惑いもあったため接戦になった。」

―日本が好きだと聞いているが、試合後に行きたいところは？
K：「日本、特に東京は好きです。15歳の時から来ているのでとても気に入っている。今は時間がないので観光はできないと思うが、もし早いラウンド負けたら観光をするかもしれない。」

―先週ツアー初優勝を果たしましたが、その後気持ちで何か変わったことは？
K：「初優勝を果たしとても嬉しいけれど、特に何も変わっていない。もっとタイトルが取れるという自信があるので、今は頑張るだけ。」

―同じロシア、同じ名前のシャラポワ選手のことをどう思いますか？
K：「シャラポワは素晴らしい選手で人間としても尊敬しているし大切な友人でもある。」

試合後のインタビューに答える森田あゆみ

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森田あゆみインタビュー

―試合の感想を聞かせて下さい
森田（以下M）：「ストロークは十分通用すると思いましたが、サーブが今後の課題。サーブが良くなれば、このレベルでも勝てるようになると感じました。」

―相手のスライスでペースを崩されましたか？
M：「現在、スライスの対応を練習していて、その成果は出ていましたがもっと練習が必要です。」

―昨日のダブルスより落ち着いていたようですが？
M：「昨日よりは緊張せずにコートに入れました。シングルスだったので･･･」

―USジュニアと比べて今日はどんな感じか？
M：「今日はチャレンジャーという立場だったので、いい試合に繋がった。USのときに出来なかった自分のテニスが出来た。」

―ジュニアの世界でなく上のレベルで試合をしたいか？もしくはまだジュニアで経験をつみたいか？
M：「グランドスラムジュニアで優勝はしたいけれど、もっと上のレベルの大会にも是非ともチャレンジしたい。」

―キリレンコと試合をしてみたいと以前から話していたが、実際に試合をしてみての印象は？
M：「USのときに試合を見ていたので試合展開は分かっていた。今日も同じような展開だったので特に印象は変わっていないです。 キリレンコはサーブのスピードがないがコースがよく、大事なポイントではコースをまったく読むことができませんでした。 キリレンコのように厳しいボールの処理の仕方を学びたいです。」

―今後はだれと対戦したいですか？
M：「杉山選手と対戦したいですね。」

―キリレンコの2本目のマッチポイントで、バックのストレートリターンエースを取りましたが狙っていましたか？
M：「少しでも長く試合をしたかったという思いはありましたが、あのエースは振り遅れです。」

―丸山コーチは来年の全豪で予選にカットオフにかからなければ一般に出場を考えているとのことだが、どう思っていますか？
M：「今日の試合で自信がついたので上に行くチャレンジをしたい。だから是非とも予選にチャレンジしたい。