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(東京、有明)
第2コートの第3試合で行われた女子本選1回戦では、藤原里華(日本)がS・バンマー(オーストリア)と対戦。0-6, 7-5となったところでバンマーが棄権し、藤原が2回戦へと駒を進めた。
第1セットは、サーブ、ストロークともに安定しているバンマーが藤原を圧倒。対する藤原もフォアハンドショットが安定せず、バンマーのなすがままに第1セットを僅か14分で奪われる。第2セットに入ると、藤原に徐々にいいプレーが出だし、第1ゲームをブレイク。しかし、次のゲームでブレイクバックされ、一進一退の戦いとなる。流れが変わったのは第7ゲーム。5-1と追い詰められたところからブレイクに成功。フォアハンド、バックハンド、サービスともに復活した藤原は次のゲームでもサービスキープすると、その後の6ゲームを連取し、試合を振り出しに戻した。一方のバンマーは第2セット終盤で利き腕である左の肘を痛め、タイムアウトを取り治療を受けたが調子を戻らず。第3セットに入ると、第1ゲームでバンマーが無念の棄権を申し入れ、藤原が1セットダウン、1-5の窮地から逆転で勝利した。
藤原の2回戦の対戦相手は、森上亜希子と第2シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)の勝者となる。
これに先駆けて第4コートで行われた第2試合、女子予選に登場した久松志保(日本)はS・シェーに6-4, 3-6, 1-6で敗れ、本選出場はならなかった。
出だしから好調の久松はシェーから2ブレイクアップし、5-2とリード。第8ゲームで、シェーが意地を見せブレイクバックし3-5とするが、久松が第10ゲームのキープに成功し、第1セットを先取する。第2セットでは久松のミスの数が増え、逆にシェーがリズムを掴むと6-3で第2セットを奪い返し、セットカウント1-1のタイに追いついた。そして迎えた最終セット、第1ゲームを久松がキープするものの、第2セットで勢いに乗ったシェーが多彩なショットから怒涛の攻撃で6ゲーム連取。久松を振り切って本選出場を決めた。