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(東京、有明)
第1コートの第3試合で行われた男子ダブルスの1回戦、鈴木貴男/岩渕聡組vsY・アレグロ/G・オリバー組の試合が行われ、鈴木/岩渕が7-6(7-2), 6-2でストレート勝ちし、2回戦に駒を進めた。
鈴木のサーブで始まった第1セット、平行陣で構える相手チームに対し、鈴木のサーブ&ボレーが決まり難なくキープし、試合が幕を開ける。相手チームもサーブからの組み立てで対抗してくるが、鈴木の好リードで日本チームも一歩も譲らない。途中から両チームともオーストラリアン・フォーメーションとなり、第7ゲームでは岩渕のショットが微妙な判定でインとなり、日本チームに流れが来る。迎えたタイブレイクでは鈴木のボレーが相手チームを崩し、日本チームが第1セットを先取。
第2セットでは、日本チームのリターンがよく、オーストラリアン・フォーメーションも功を奏して、第5ゲームで先にサービスブレイクに成功。その後、相手チームに1ゲームも与えることなく圧倒し、勝利をものにした。
要所要所で鈴木のサーブ&ボレーが決まり、上位進出を期待させる戦いぶりであった。
これに先駆けて行われた第1試合では、10月3日付のランキングで自己最高の267位につけている波形純理が予選決勝に登場。S・ブレモンと対戦したが、6-2, 6-7, 2-6で惜しくも逆転負けを喫し、本選進出はならなかった。
序盤は波形が絶好調で、相手ゲームをブレイクし試合が始まった。その後も相手のミスに助けられ、6-2で第1セットを先取する。第2セットでは調子を取り戻したブレモンが、逆クロスから波形を攻め、3-1とリード。しかし、粘る波形が3-3と追いつき、そのままタイブレイクに突入する。ミニブレイクを奪い合う展開の中、波形が6-5でマッチポイントを握るが、取りきれず、結局タイブレイク10-8でブレモンが競り勝ち、セットカウント1オールで試合を振り出しに戻した。
第3セット、ミスの出始めた波形をブレモンが見逃さず、2-0とリード。波形も必死の抵抗を試みるが2ゲームしか返せず、最終第8ゲームではブレモンのサービスエース3本が決まり、あえなくゲームセットとなった。2週間前のコルカタでの試合では1回戦敗退だった波形だが、今回は予選通過の壁を越えることはできなかった。