高校テニスの日本一をかけた大会、令和8年度全国高等学校総合体育大会テニス競技大会/インターハイ(奈良/高市郡、ワタキューテニスパーク明日香、砂入り人工芝)は5日に個人戦が開幕。この日は男子シングルスと女子ダブルスが行われ、大会直前に被災した熊本県代表の選手が4名出場した。
>>インターハイ2026 男女団体戦・組合せ<<>>【写真特集】インターハイ テニス 2026 団体戦 準決勝・決勝<<>>【写真特集】インターハイ テニス 2026 団体戦 3回戦・準々決勝<<この日、男子シングルスでは福田泰千(熊本第ニ・2年)と川口遼(熊本工・3年)、女子ダブルスでは松村乃愛(熊本工・1年)/ 姉川心咲(熊本工・1年)ペアがそれぞれ1回戦に登場。3試合いずれも敗れ初戦敗退となったが、4選手は試合後、今大会の約1週間前に発生した熊本地震後の状況について明かした。
熊本第二の福田は「いつも練習しているコートにひびが入り、練習できなくなりました」と話し、熊本工の3選手も「クラブに被害があり練習も停止になりました」といずれも大会直前に練習ができなかったことを明かした。
震度6弱から6強の揺れを経験したという松村と姉川は「怖かったです」と当時を振り返った。幸いこの4選手の家などに大きな被害はなかったというが、それでも親戚や知人の中には大きな被害を受けた人もいるという。
また、数日間交通網の麻痺もあり「ギリギリまで来られるかわからなかったです」と今大会への出場も危ぶまれた。大会直前にようやく新幹線が復旧し、現地入りすることができたという。
予期せぬ天災に見舞われ迎えた今大会だったが、力を全て出し切れたか問うと、4選手はいずれも大きく頷いた。
福田は「相手は強い選手で、自分のミスもありましたが、後悔のない試合をすることができました」と語ると、松村と姉川も「反省点もありベストではありませんでしたが、できることはやったと思います」と胸を張った。
3年生で最後のインターハイとなった川口は試合を振り返るとともに、周囲への感謝を口にした。
「地元の熊本で応援してくださる保護者の方やチームのみんなに元気や勇気を与えるようなプレーを最後までやり遂げようと決めていました。今回の地震ではたくさんの方が苦しい思いをされたと思います。今日の試合は勇気を与えられるように最後まで全力でやり切れたので、自分としては最高の試合だったと思います」
続けて高校3年間を振り返り「怪我にも苦しんだ3年間でしたが、いろんな方に支えてもらい、最後なんとかインターハイに出ることができてすごく幸せでした。大学でもテニスは続けようと思っているので、また次の舞台でも頑張りたいと思います」と今後を見据えた。
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