女子テニスのムバダラ DC オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、WTA500)は日本時間30日(現地29日)、第3シードの
大坂なおみとワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク67位の
A・クルーガー(アメリカ)のシングルス2回戦が行われたが、大坂から6-3, 3-1となった時点でクルーガーが棄権を表明。これにより、思わぬ形で大坂が初戦突破を決めるとともに、初のベスト8進出を果たした。試合後、大坂は「本当に気の毒」と語り、相手を気遣った。
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28歳で世界ランク13位の大坂が同大会に出場するのは2年連続3度目。過去2度の出場ではいずれも2回戦で敗退していた。
今大会は上位4シードが1回戦免除のため、大坂は2回戦が初戦となった。
一方、22歳のクルーガーが同大会の本戦に出場するのは2年ぶり2度目。前回出場した2024年は初戦敗退となっていたが、今大会は1回戦で世界ランク69位の
K・ボールター(イギリス)を下し2回戦に駒を進めた。
両者はツアーレベルでは初対戦となったが、2024年のシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)の予選決勝で1度対戦しており、このときはクルーガーが勝利している。
迎えた2回戦、大坂は序盤から積極的なプレーで主導権を握り、1度もブレークポイントを与えずキープを重ねる。第1セット第5ゲーム終了後にはクルーガーが右足の治療のためメディカルタイムアウトを取る場面もあったが、再開後も大坂の優位は揺るがず。第2セットで3-1とリードしたところでクルーガーが棄権を表明し、大坂は思わぬ形で勝利を手にした。
試合後のオンコートインタビューで大坂は、クルーガーの負傷による棄権について「最初に思ったのは、本当に気の毒だということ」とコメント。「彼女のことは知っていますし、以前にも対戦したことがあります。まだ若く、とても才能のある選手です。アメリカ人なので、ここでプレーできることを本当に楽しみにしていたはずです。『お願いだから、自分がいいプレーをして勝っている形であってほしい』と思っていました。難しい状況でしたし、1日でも早い回復を願っています」と相手を気遣った。
ハードコートシーズンについては「今年は本当に着実に成長してきたと思います」と手応えを口にし、「芝ではこれまでで1番いいテニスができたので、それをハードコートでも発揮できればと思っています」とコメント。「勝っても負けても、コートで全力を尽くせたなら、その中から前向きなものを得たいです」と語った。
さらに、クレーや芝での好成績が得意とするハードコートでの自信につながっているか問われると、「もちろんです。さまざまなサーフェスで多くのことを学びました」と回答。全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)については「おそらく私が1番好きなグランドスラム」としたうえで、「自分の最高のテニスを見せられることを楽しみにしています」と意気込みを示した。
なお、大坂は準々決勝で世界ランク71位の
E・コチャレット(イタリア)と対戦する。コチャレットは2回戦で第8シードの
E・ナバロ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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