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シナー「限界だった」まさかの敗退

シナー
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画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク56位のJ・セルンドロ(アルゼンチン)に6-3, 6-2, 5-7, 1-6, 1-6の大逆転負けを喫し2回戦敗退となる大波乱が起きた。試合途中から体調不良に陥ったシナーは、その後の会見で「限界だった」と語った。

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24歳で世界ランク1位のシナーが同大会に出場するのは7年連続7度目。最高成績は昨年の準優勝となっている。

今大会は1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク171位のC・タブール(フランス)を下し2回戦に駒を進めた。

迎えたこの日の2回戦、シナーは第1セットと第2セットで3度のブレークに成功し、順調に2セットアップとする。そして第3セットでもゲームカウント5-1とリードし勝利目前に迫ったシナーだったが、ここから流れが一変。

体調がすぐれない様子を見せるシナーは明らかに動きが鈍くなると、その後は本来の実力とは程遠いプレーとなってしまい、セルンドロに一気に3セットを連取され大逆転負けを喫した。

今シーズン無類の強さを誇っていたシナーは、今大会前に行われたクレーコートでのATPマスターズ1000全3大会を制覇し、クレーコートでは今季負けなしの状態で優勝候補大本命として今大会に臨んだが、予期せぬ形でまさかの早期敗退となった。

シナーは今大会で優勝すると生涯グランドスラム(四大大会全制覇)達成となっていたが、偉業はお預けに。マッチ連勝記録も30で途絶えた。

試合後の会見でシナーは2回戦を振り返った。

「コート上ではあまり調子が良くなかったが、そういうこともある。第3セットも良い流れに乗っていたが、サービスで決めきれなかった。その後はかなり苦戦した」

「でも、彼(セルンドロ)にもおめでとうと言いたい。彼の功績を貶めるつもりは全くない。彼は特に終盤、非常に安定したプレーを見せた。これがこのスポーツだ」

「僕は苦戦し、めまいがひどくなっていった。エネルギーもほとんど残っていなかった。サービスで決めようとしたが、あまり力がなかった。第4セットでは、第5セットに向けて少しでも力を残そうとして少し力を緩めた。最初のゲームは非常に重要だったが、キープできなかった。その後も少しずつ調子を落とした」

「今朝起きた時、あまり体調が良くなくて、ポイントをできるだけ短くしようと心がけた。序盤はとてもクリーンで良いショットを打てていたが、その後は壁にぶつかるような感じで、それで終わってしまった」

「第3セット中盤から素晴らしいテニスをしていたにも関わらず、全くエネルギーが湧いてこなかった。苦しい状況だった」

「でも、これもこのスポーツだ。暑かったけれど、とんでもなく暑いというほどではなかった。プレーするには十分快適だったと思う。暑さや天候のせいではない。ただ単に今日は自分の調子が悪かっただけだ。でも、こういうこともある」

「第4セットと第5セットのある時点は本当に苦しい状況だった。エネルギーが全くなかった。全身が動かなかった」

「こんなに身体が弱ったのはいつ以来だろう。でも仕方ない。今日は持てる力の全てを出し切ろうとしたが、これが限界だった。最初の2セット、そして第3セットも本当に良いプレーをしていただけに残念だ。これがこのスポーツだ」

一方、勝利したセルンドロは3回戦で世界ランク69位のM・ランダルーセ(スペイン)と対戦する。ランダルーセは2回戦で同66位のV・コプジバ(チェコ)を下しての勝ち上がり。


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