男子プロテニス協会のATPは6日、今季の四大大会における逆転劇5選を発表。世界ランク6位の
T・フリッツ(アメリカ)がウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)1回戦で見せた大逆転が1位に選出された。
>>テニス365 運営メンバー募集中!<<5位 ウィンブルドン 1回戦
N・ジャリー(チリ) 4-6, 4-6, 7-5, 6-3, 6-4
H・ルーネ(デンマーク)予選勝者で当時世界ランク143位のジャリーは2セットを奪われたが、31本のエースと63本のウィナーを決め大逆転で初戦突破を果たした。この試合で勢いに乗ったジャリーは4回戦進出を果たした。
4位 全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)1回戦
G・モンフィス(フランス) 4-6, 3-6, 6-1, 7-6 (7-4), 6-1
H・デリエン(ボリビア)当時38歳のモンフィスは2セットを先に奪われたが息を吹き返し、華麗なバックハンドウィナーで第4セットのタイブレークを制すと、地元の応援を背に第5セットを奪い逆転勝ちを収めた。
3位 全仏オープン 2回戦
A・ブブリク(カザフスタン) 2-6, 2-6, 6-4, 6-3, 6-2
A・デ ミノー(オーストラリア)ブブリクは最初の2セットでわずか4ゲームしか奪えず先行されるも、第3セットから流れを掴み、持ち味である大胆なドロップショットとパワーを融合させ3セットを立て続けに奪い勝利を手にした。
2位 全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン) 6-7 (7-9), 6-7 (5-7), 6-4, 6-1, 6-3
F・オジェ アリアシム(カナダ)ダビドビッチ フォキナは2セットを奪われた後、粘り強さと落ち着き払ったプレーで反撃し2セットを奪い返す。ファイナルセットでもリードを奪い、試合時間4時間51分で勝利。試合終了時刻は深夜1時15分だった。
1位 ウィンブルドン 1回戦
フリッツ 6-7 (6-8)、6-7 (8-10)、6-4、7-6 (8-6)、6-4
G・ペリカー(フランス)フリッツは第1セットと第2セットをタイブレークの末落とす。第3セットを奪いセットカウントを1-2としたフリッツだが、第4セットのタイブレークでは1-5とリードされあと2ポイントで敗戦という状況に追い込まれる。それでもこの状況からビッグサーバーのペリカーを相手に逆転でタイブレークを奪い2セットオールに追いつくと、試合は日没により順延に。
翌日に行われた第5セットで、フリッツは終盤の第10ゲームで試合を決めるブレークを奪い初戦突破を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のフリッツのコメントを掲載している。
「本当にクレイジーな試合だった。昨晩の第4セットのタイブレークで、もう終わりかと思ったよ」
「最初の2つのタイブレークで相手に逆転されたから、僕にもまだチャンスはあると思った。勝ち上がることができて本当に嬉しいよ」
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