男子テニスのバンダ・ファーマシューティカルズ・ヘレニック・チャンピオンシップ(ギリシャ/アテネ、ハード、ATP250)は日本時間9日(現地8日)、シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードの
L・ムセッティ(イタリア)を4-6, 6-3, 7-5の逆転で破り、ツアー大会で約6ヵ月ぶり101度目の優勝を飾るとともに、1990年にATPツアーが創設されて以降で史上最年長優勝を成し遂げた。
>>【動画】ジョコビッチ 101度目のツアーV!ウエア引き裂き喜び爆発!<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<38歳で世界ランク5位のジョコビッチは今大会、初戦の2回戦で同89位の
A・タビロ(チリ)、準々決勝で第6シードの
N・ボルジェス(ポルトガル)、準決勝で予選勝者で同117位の
Y・ハンフマン(ドイツ)を下し決勝に駒を進めた。
23歳で世界ランク9位のムセッティとの顔合わせとなった決勝の第1セット、ジョコビッチは第3ゲームでブレークを許すと、その後ブレークバックを果たせず先行される。
それでも第2セット、ファーストサービス時に93パーセントの確率でポイントを獲得したジョコビッチは相手にブレークを与えず、リターンゲームでは第8ゲームでブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、両者2度ずつブレークを奪い合う展開となったなか、ジョコビッチは終盤の第11ゲームで3度目のブレークに成功。直後の第12ゲームをキープし、2時間59分の死闘を制して優勝を決めた。試合終了後、ジョコビッチはウエアを引き裂き喜びを爆発させた。
ジョコビッチがツアー大会のシングルスでタイトルを獲得するのは、今年5月のゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)以来101度目。38歳5ヵ月での優勝は1990年にATPツアーが創設されて以降で最年長となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載している。
「信じられない戦いだった。3時間に及ぶ身体的にも過酷な試合だった。勝ち負けに関わらず、ロレンツォ(ムセッティ)の素晴らしいパフォーマンスを祝福したい。この試合を勝ち抜いたことを、ただただ誇りに思う」
一方、惜しくも準優勝となったムセッティは「あなたはその年齢でまだ今日のように僕たちを倒せることを証明してくれた。あなたとコートをともにするたびに、僕はそれを教訓として受け止めている。本当にありがとう」と語りジョコビッチを祝福した。
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