男子テニスのシンシナティ・オープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）は日本時間１９日（現地１８日）、第１シードの
Ｊ・シナー（イタリア）と第２シードの
Ｃ・アルカラス（スペイン）のシングルス決勝が行われたが、アルカラスが5-0としたところでシナーが途中棄権し、アルカラスがまさかの形で初優勝を決めるとともに、ツアー大会で２２度目のタイトル獲得を果たした。
＞＞【動画】シナーが棄権を決断した瞬間、思いやりを見せるアルカラス＜＜＞＞【賞金】アルカラス 優勝で獲得した賞金は？＜＜＞＞シナー、アルカラスら シンシナティOP組合せ＜＜２２歳で世界ランク２位のアルカラスが同大会に出場するのは５年連続５度目。最高成績は２０２３年の準優勝となっていた。
今大会は初戦の２回戦で世界ランク５６位の
Ｄ・ジュムホール（ボスニア）、３回戦で同７２位の
Ｈ・メジェドビッチ（セルビア）、４回戦でラッキールーザーで本戦入りした同９８位の
Ｌ・ナルディ（イタリア）、準々決勝で第９シードの
Ａ・ルブレフ、準決勝で第３シードの
Ａ・ズベレフ（ドイツ）を下し決勝に駒を進めた。
２４歳で世界ランク１位のシナーとの注目の頂上決戦となった決勝戦、アルカラスは第１ゲームでいきなりブレークに成功。その後順調にプレーを続けるアルカラスに対し、シナーは体調が優れない様子を見せると、アルカラスが一気に５ゲームを連取した時点でシナーが棄権を選択し、アルカラスの優勝が思わぬ形で決まった。
アルカラスはこれがツアー大会で２２度目のタイトル獲得。ATPマスターズ1000では８度目の優勝となった。
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