女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、WTA1000)は日本時間8日(現地7日)、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク85位の
V・エムボコ(カナダ)が同49位の
大坂なおみを2-6, 6-4, 6-1の逆転で破り、WTA1000の大会でツアー初優勝を飾った。表彰式でエムボコは「幼い頃からずっとなおみを尊敬していた」と語った。
>>【動画】18歳エムボコ 大坂なおみ撃破!優勝を決めた瞬間!<<>>大坂なおみが準優勝!ナショナル・バンクOP 最終結果<<>>錦織 圭vsカラベリ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみvsノスコバ 1ポイント速報<<今季期待の新星として注目を集めている地元カナダの18歳エムボコは、本戦初出場となった今大会、1回戦で世界ランク79位の
K・ビレル(オーストラリア)、2回戦で第23シードの
S・ケニン(アメリカ)、3回戦で同39位の
M・ブズコバ(チェコ)、4回戦で第1シードの
C・ガウフ(アメリカ)、準々決勝で同51位の
J・ブザス・マネイロ(スペイン)、準決勝で第9シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)を下す快進撃で決勝に駒を進めた。
27歳の大坂との顔合わせとなった決勝の第1セット、エムボコは4本のダブルフォルトを犯すなどし2度のブレークを許して先行される。
続く第2セットは、序盤で両者2度ずつブレークを奪い合う展開となったが、エムボコは第5ゲームと第7ゲームでブレークを奪うと、このリードを守り1セットオールに追いつく。
そしてファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第3ゲームで2度目のブレークを果たしたエムボコは、さらに第5ゲームと第7ゲームでもブレークに成功し、ツアー初優勝を決めた。
エムボコはオープン化以降、1969年のF・アーバン(カナダ)、2019年の
B・アンドレースク(カナダ)に続き、同大会で3人目のカナダ人チャンピオンとなった。
表彰式でエムボコは「モントリオールで素晴らしい1週間を過ごせた」と語り、関係者に感謝を述べた。
さらに準優勝となった大坂にも「素晴らしい試合をしてくれたなおみにも感謝したい。幼い頃からずっとなおみを尊敬していた。あなたのような素晴らしい選手と一緒にプレーするのはいつだって嬉しい」と言葉をかけた。
一方、敗れた大坂は2021年2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来、約4年半ぶり8度目、2023年7月に出産してからは初のツアータイトル獲得を狙ったが、惜しくも優勝には届かず準優勝となった。
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