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伊藤あおいにWTA注目「新たな希望」

伊藤あおい
伊藤あおい
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニス協会のWTAは14日に公式サイトで、20歳で世界ランク127位の伊藤あおいを特集。独特なプレースタイルの理由やテニスを始めるきっかけなどについてインタビューが掲載されている。

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伊藤はスライスを駆使したフォアハンドやドロップショット、ロブを使いテクニカルで独特なプレースタイルで躍進。木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/大阪・モリタテニスセンター靱、ハード、WTA250)でベスト4に入ると、世界ランクを大きく上昇させた。シーズン終盤には高崎国際オープン(日本/群馬、ハード、ITF)で今季3度目のITFツアー制覇を達成。自己最高の世界ランク127位を記録している。

WTAは、伊藤と同じトリッキーなプレーをするシェ・シュウェイ(台湾)が今年でシングルスを引退したことを引き合いに出し、伊藤を以下のように紹介した。

「テニス界の型破りな女王、シュウェイがシングルスからの引退を表明したとき、コート上の彼女の独特なスタイルと創造性を賞賛していたファンにとってはほろ苦い瞬間だった。現在38歳のシュウェイは、鍛え抜かれたパワーテニスに完全に乗っ取られるのを防ぐ最後の生き残りの1人のように思われていた。しかし、10月、新たな希望が現れた。ジュニア・サーキットをほとんどスキップしていた愛知県出身の20歳、伊藤あおいが予選を勝ち抜き、初のWTAツアー本戦出場を果たしたのだ。正確なスライス、鋭いアングル、繊細なタッチを難なく織り交ぜ躍進し4強入りしてみせたのだ」

WTAは伊藤に対しテキストでのインタビューを敢行し、その内容が掲載されている。

Q,大阪で素晴らしいWTAデビューを飾りました。この大会での一番の思い出は?自信につながりましたか?
A,実は、大阪でいい結果を残せるとは思っていませんでした。メインドローに進出して、準決勝に進出できて本当にうれしかったです。たくさんの観客の前でプレーできたのはとてもエキサイティングでした。私のプレースタイルはトリッキーなものです。大会を通して、自分のプレースタイルが世界に通用するという自信がつきました。

Q,大阪大会では、1回戦で2ゲーム、2回戦で4ゲーム、準々決勝で6ゲーム取ることが目標だと冗談を言っていましたね。劣勢と好勢、どちらでプレーするのがいいと思いますか?
A,私はネガティブに考える人間だと思うんです。目標を高く設定しすぎると、モチベーションが下がってすぐに諦めてしまう。だから、アンダードッグでいるのが好きです。でも、たまに噛むから気をつけてください。

Q,先月、浜松ITFのW35で決勝に進出し、翌週の高崎ITFのW100で優勝しましたね。浜松の決勝で怖い怪我をしたにもかかわらず、このような結果を残しましたが、回復するのは難しかったですか?
A,転んだときにラケットに頭をぶつけたんです。かなり出血しました。翌日、医者に行きました。縫ったほうがいいと言われましたが、痛いのは本当に嫌いなので、すぐに断りました。幸い、傷は数日でふさがりました。だから、高崎の大会への影響はなかったです。

Q,今年、最も上達したプレーは?
A,フォアハンドのスライスが一番上達したと思います。守備にも攻撃にも使えるようになりました。

Q,テニスを始めたきっかけは?
A,両親が趣味でテニスをしていました。4歳上の姉が先にやっていました。週末に家族でテニスをするのが日課でした。だから5歳の頃から自然とテニスを始めました。プレーするのは好きだけど、見るのはあまり好きじゃないです。

Q,あなたはとても珍しい試合を展開する選手だと思います。どうやって開発したのですか?また、コート上ではとても淡々としていますが、笑顔でリラックスしていることが大切なのでしょうか?
A,見ての通り、私は体力がありません。だからパワーではなく、テクニックで勝てるかどうかを常に考えています。だからいろいろなショットで試合をコントロールする。私にとって最も重要なのは戦術。コート上では自然体でいたいです。どうせやるなら楽しんだほうがいいです。実際にプレーしていると、テニスのビデオゲームをしているような気分になります。

Q,あなたのチームには誰がいますか?このような変わったスタイルの場合、自分を信じてくれる人たちが後ろにいることが特に重要なのでしょうか?
A,父は検事で、今は私のコーチです。母は旅行会社に勤めていました。だから父はテニスの戦術を教えてくれるし、母はテニスの遠征の手配や食事、マッサージ、メンタルケアなどいろいろサポートしてくれます。だから費用は一切かからないです。費用対効果が高いと思います。父は若い頃、遊びでテニスをしていただけです。みんなと同じプレーをしようがしまいが、まったく気にしないんです。必要だからやっている。家族はみんな、私のランキングが上がっていく過程を楽しんでいます。ロールプレイングゲームみたいなものです。そう思えばプレッシャーも感じないし、テニスライフを楽しめます。

Q,あなたのアイドルはシェ・シュウェイだと聞きました。初めて彼女のプレーを見たときのことを覚えていますか?会ったことはありますか?
A,実は、彼女のプレーを見たことはないんです。父が彼女のプレースタイルが好きで、小さい頃によく彼女のことを話してくれました。もちろん、いつか会って、私のプレースタイルについてどう思うか聞いてみたいです。

Q,あなたのプレーは多くの対戦相手を夢中にさせます。相手がイライラしているのを見たとき、どんな気持ちになりますか?
A,それを見るのが大好きなんです。それが私のプレースタイルです!

Q,コート外では、テニス以外のことを楽しんでいますか?
A,アニメ、ゲーム実況、オセロ、麻雀。それから絵を描くのも好きです。手書きでもiPadでも描きます。テニスの遠征で海外に行くと、ホテルで絵を描くことが多いですね。リラックスできるから。アニメのキャラクターを描くのも好きですが、好きなアーティストはいません。独学で学んだだけなので、すべて自分のスタイルです。

Q,テニスと同じですね。オセロや麻雀などの戦略ゲームが好きなのは、テニスに対する戦略的なアプローチが反映されているのでしょうか?
A,それはないと思います。でも、これらのゲームは私を精神的に強くしてくれると思います。私は競争が好きで、負けず嫌いなんです。勝つまではやめられない。でも、テニスと同じで、常に上には上がいます。

Q,一番対戦してみたいWTA選手は?
A,特に対戦したい選手はいません。いろいろなタイプの選手とプレーすることで、自分のプレースタイルも進化していくと思います。でも、1人選ぶとしたら、私自身です!

来年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)には予選から出場することが濃厚な伊藤。そのプレースタイルで世界を驚かせてほしい。


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