総合テニス専門サイト「テニス365」は2024年で創業から20周年を迎えた。今回、20周年を記念した特別企画として「総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合」を開催。11月に行ったアンケートをもとに、テニスファンが選ぶ思い出の試合が決まる。選挙結果は12月4日~26日にかけてランキング形式で発表されていく。
>>【総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合】ランキング一覧はこちら<<>>テニス365運営メンバー募集中<<第16位に選ばれたのは1995年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)4回戦で
松岡修造がM・ジョイス(アメリカ)を6-3, 6-2, 6-4で破った試合。
当時世界ランク108位だった27歳の松岡は、ウィンブルドンに予選から出場予定だったが、本戦に欠場者が多く出たため繰り上がりで本戦入り。1回戦では同28位のK・ノバチェク(チェコ)を6-4, 6-7 (5-7), 3-6, 6-3, 6-4のフルセットで下し初戦突破。その後、2回戦で同204位のM・ノールズ(バハマ)を6-1, 6-4, 6-2で、同34位のJ・フラナ(アルゼンチン)を7-6 (7-3), 3-6, 6-7 (6-8), 7-6 (7-4), 6-3のフルセットで破って四大大会初のベスト16進出を果たした。
世界ランク119位のジョイスと迎えた4回戦は1995年7月3日に組まれた。松岡は自身の武器であるサービスを有効に使い15本のサービスエースを記録。ファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得すると、1度のブレークに抑える。リターンゲームでは計4度のブレークを奪い、1時間31分での勝利となった。
松岡のこの勝利は、日本人男子として1933年の
佐藤次郎以来62年ぶりの快挙となった。
準々決勝では第2シードで世界ランク2位の
P・サンプラス(アメリカ)と激突。第1セットを先取したが、7-6 (7-5), 3-6, 4-6, 2-6の逆転で敗れ惜しくも敗退となった。
松岡とジョイスの試合に投票したアンケートには「日本人でも世界で活躍できることを示してくれた試合」「もの凄く感動したことをいまでも覚えている」との意見があった。
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