男子テニスで世界ランク180位の
M・チリッチ(クロアチア)は4日に自身のSNSを更新し、日本時間2日(現地1日)にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われたエキシビションマッチで現役を引退したライバルであり友人である元世界ランク3位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)にメッセージを送った。
>>【動画】デル=ポトロ “最後のフォアハンドウィナー”<<>>テニス365運営メンバー募集中<<2009年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)王者であるデル=ポトロは、2019年6月に右ひざを負傷しツアーを離脱。33歳となった2022年2月にはアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)にワイルドカードで出場し、1回戦で
F・デルボニス(アルゼンチン)にストレート負けを喫した。その後は公式戦からは離れ、エキシビションマッチなどに度々出場していた。
デル=ポトロも36歳となり、先月25日にインスタグラムにあげた動画内では前週に行われたエキシビションマッチが最後の試合になることを明かした。
そのエキシビションマッチでデル=ポトロは
N・ジョコビッチ(セルビア)と満員の観客の前で2セットをプレー。全盛期のサーブスピードや強烈なフォアハンドとはならなかったが、長身と長い腕から繰り出されるショットは未だ健在。最後はフォアハンドウィナーを決め勝利した。
デル=ポトロとチリッチは、それぞれのキャリアのターニングポイントが全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)だった。デル=ポトロは2009年に優勝し、チリッチは2014年にそのトロフィーを手にした。両者はツアーで計13回対戦し、デル=ポトロから11勝2敗。最後の対戦は2018年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で、そのときはデル=ポトロが勝利した。
【チリッチがデル=ポトロに送ったメッセージ】
「今年は本当に多くの選手が引退していった。テニスファンにとって寂しい気持ちもあるけど、同時にみんながこれまで成し遂げてきた素晴らしい功績を祝う機会でもある。夢を叶えて、多くの人に感動を与えたその歩みに心から拍手を送りたい」
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