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齋藤咲良 強行出場も快勝で本戦王手

齋藤咲良
勝利した齋藤咲良
画像提供: tennis365.net
女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024(日本/東京、ハード、WTA500)は19日、シングルス予選1回戦が行われ、予選第7シードの齋藤咲良が世界ランク1065位の穂積絵莉を6-3, 6-3のストレートで下し予選決勝進出を果たすとともに、本戦入りに王手をかけた。

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18歳で世界ランク179位の齋藤は前週の三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権 99th(東京/有明、ハード)で決勝まで勝ち進み準優勝を飾ると、東京から大阪に移動し、今週は木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/大阪・モリタテニスセンター靱、ハード、WTA250)にワイルドカード(主催者推薦)で出場。準々決勝で敗れたものの、ツアー大会初出場ながらベスト8に進出する快進撃をみせた。

ジャパンオープンの準々決勝は18日の夜20時45分頃に終了。その後、19日の10時の飛行機に乗り込み東京に移動した齋藤は会場に12時頃到着。そして、前日の試合から24時間経たずして15時30分から今大会の予選1回戦に臨んだ。

予選1回戦ではダブルスでは世界ランク58位に立っている30歳の穂積と対戦。齋藤はファーストサービス時に79パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは4度のブレークに成功。強行出場ながら、1時間17分で快勝し予選決勝進出を果たした。

試合後の会見で齋藤は予選1回戦を振り返った。

「今日の試合は昨日からの連戦で本当に身体の状態も疲れていたんですけど、その中でも自分のベストを尽くしてプレーできました。明日試合があることが嬉しいです。あと、対戦した穂積選手は小さい頃から本当に憧れていた選手の1人でもあるので、今日対戦できて嬉しかったです」

さらに、連戦となっていることについても言及した。

「3大会続くということがこれからも多くなると思うので、これに慣れなきゃいけないなと思います。昨日の夜まで試合があったので、身体の疲れ、特に下半身は疲れている部分もあるんですけど、今は怪我や痛みはないです」

「全日本からどの試合も本当に接戦ばかりで、身体的にも気持ち的にも疲れとか緊張感とかある中でずっとやってきました。でも(ジャパンオープンで)トップ100の選手に2人勝てたってことはとても自信になったので、これからもきつい試合が多いと思うんですけど、これに慣れてどんどん上を目指していきたいと思います」

最後に今大会への意気込みを語った。

「東レはWTAの中でも500というレベルの高い大会なので、ポイントも大きいし、賞金も高いんですけど、去年は予選決勝で敗退してしまったので、今年は本選に出て1日でも長くこの会場にいて、またトップの選手と戦って勝ちたいと思います」

勝利した齋藤は予選決勝で予選第6シードのZ・ソンメズ(トルコ)と対戦する。ソンメズは予選1回戦でワイルドカードで出場した山口花音を下しての勝ち上がり。

なお、同日に行われた予選1回戦では、予選第3シードの本玉真唯ら、齋藤を含め日本勢7選手が予選決勝に駒を進めた。

【予選1回戦の結果】※[]はシード順

[1]C・タウソン(デンマーク) 6-0, 6-1 小山ほのり
[12]石井さやか 6-2, 6-2 野口紗枝
[2]H・バプティスト(アメリカ) 6-4, 6-2 小池愛菜
[9]岡村恭香 6-4, 6-0 秋田史帆
[3]本玉真唯 6-3, 6-3 加藤未唯
[11]清水綾乃 5-7, 7-6 (7-0), 1-0ret 倉持美穂
[4]A・サスノビッチ 7-6 (7-4), 6-0 ワン・チャン(中国)
[8]P・ホン(オーストラリア) 6-1, 7-5 ゼン・サイサイ(中国)
清水映里 不戦勝 [5]K・ビレル(オーストラリア)
山口芽生 6-3, 6-3 [10]加治遥
[6]Z・ソンメズ 3-6, 6-0, 6-3 山口花音
[7]齋藤咲良 6-3, 6-3 穂積絵莉

【予選決勝の組合せ】

タウソン vs 石井
バプティスト vs 岡村
本玉 vs 清水綾乃
サスノビッチ vs ホン
清水映里 vs 山口芽生
ソンメズ vs 齋藤


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