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今季女子ツアー最長 4時間9分を記録

ラウラ・シゲムンド
シゲムンド
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスのタイ・オープン(タイ/ホアヒン、WTA250)は18日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク99位のL・シゲムンド(ドイツ)が第5シードのワン・シユ(中国)との4時間9分に及ぶ死闘を7-6 (7-3), 4-6, 7-6 (7-1)のフルセットで制し、ベスト8進出を果たした。

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この日の第1セット、互いに1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。シゲムンドは5-1と大きくリードすると2度目のセットポイントをものにし先行する。しかし、続く第2セット、ブレークを奪い合う展開となるとゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームで3度目のブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。

そしてファイナルセット、シゲムンドは先に2度のブレークに成功し3ゲームを連取。しかし、その後は2度のブレークを返され再びタイブレークにもつれ込む。3度のミニブレークに成功したシゲムンドは1ポイントしか与えず、4時間9分に及ぶ死闘の末に勝利。試合時間は女子ツアー大会で今季最長となった。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにシゲムンドのコメントを掲載しており「まず、体力的に厳しかった。本当にね。第1セットはそれほど暑くなかったけど、第2セットとファイナルセットでは本当に暑くなりラリーも長くなった」と語った。

「彼女(ワン)は素晴らしい若手だ。私をラリーに引き込むための良い解決策を見つけ、試合をさらに難しくした。時々ペースを落としてきたし、私はエネルギーを出してアグレッシブにプレーする必要があった。でも全体的には自分が耐え、持ちこたえたことにとても満足している」

「私は相手を苦しめるために必要なことをした。今日はショットのバリエーションが良かったと思う。時にはアグレッシブさが足りなかったかもしれない。このような試合では浮き沈みがあるけど、その理由はおそらく体力的なもの。だから、そこから立ち直り、精神的に強くいることが重要だった」

この試合は1968年のオープン化以降では史上4番目に長い試合となった。

【1968年のオープン化以降で試合時間が長かった試合トップ5】

1:6時間31分、V・ネルソン ダンバー(アメリカ)6-4, 7-6 (13-11) J・ヘプナー(アメリカ)、1984年のリッチモンド大会1回戦
2:4時間44分、F・スキアボーネ(イタリア) 6-4, 1-6, [16-14] S・クズネツォワ、2011年の全豪オープン4回戦
3:4時間19分、B・ストリツォワ(チェコ) 7-6 (7-5), 6-7 (10-12), 6-3 R・クリコバ、2010年の全豪オープン1回戦
4:4時間9分、シゲムンド 7-6 (7-3), 4-6, 7-6 (7-1) ワン、2024年のタイ・オープン2回戦
5:4時間7分、V・ブイソン(フランス)6-7 (3-7), 7-5, 6-2 N・ヴァン ロトゥム(フランス)、1995年の全仏オープン1回戦

なお、勝利したシゲムンドは準々決勝で第3シードのワン・シンユ(中国)と世界ランク119位のR・マサロヴァ(スペイン)の勝者と対戦する。

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