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悲願達成ジョコ「まだやる気ある」

ノヴァーク・ジョコビッチ
パリ五輪でのジョコビッチ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスで世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)は日本時間25日(現地24日)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)本戦開幕前の会見に登場。今月のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で悲願の金メダルを獲得した現在でも「まだやる気を感じています」と明かした。

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37歳のジョコビッチはパリオリンピックのシングルス決勝でC・アルカラス(スペイン)を下し金メダルを獲得。それ以降は休暇に入り、ナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)とシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)を欠場し全米オープンに向け調整を行っていた。

そして今回、会見に登場したジョコビッチは「ニューヨークに戻ってこれてうれしい。金メダル獲得という、キャリア全体で最大の功績と最大のハイライトを果たした時の僕の考え、感情、そして経験をシェアしたいと思う。オリンピックで悲痛な敗北が続き、金メダルを狙える位置につくためにこれまで一生懸命努力した。そして37歳のとき、これが最後のチャンスかもしれないと思った。だから、今まで以上に頑張らなければならなかった」とコメント。

「大会全体を通して、ここ数年で最高のパフォーマンスの1つとなった。もちろん、カルロスとの決勝戦は妻と子供たちがいて、国民全体が見守る中、夢のような状況だった。セルビア国歌とセルビア国旗とともに首から金メダルを受け取った、誇らしい瞬間だったよ。とても、とても特別な瞬間でおそらくテニスコートで感じた中で最も強烈な感情だと思う」

「2012年のロンドンオリンピックで国旗を掲げ、祖国の旗手となったことはプロとしてのキャリア全体で最高の気分だった。金メダルを獲得するまで、僕が獲得した全てのグランドスラム大会を上回った。それを達成した瞬間、何年もの努力の末にそれを達成した方法、その道のり、それがさらに特別なものになったと思うよ」

また、悲願を達成した現在のモチベーションについては「ご存知のように僕にとっての目標は常に決勝まで進み、トロフィーをかけて戦うことだ。そのような考え方やアプローチは今年も変わらない。皆さんは僕にこう尋ねる。金メダルで基本的に全てを勝ち取った今、他に何を勝ち取るのかと。僕はまだやる気を感じている。競争心もまだある。もっと歴史を作り、ツアーを楽しみたいと思っている」と言及した。

「多くの若者にテニスを観戦し、テニスをプレーするよう刺激を与えたいと感じているよ。それが僕がまだ続けている理由の1つだ。グランドスラムは僕たちのスポーツの柱であり、最も重要な歴史的テニス大会だよ。だから、グランドスラムで最高のテニスをプレーしようと意気込み、刺激を受けなければ他の場所ではそうするのは難しいね」

「全米オープンは、世界最大のテニスコート、テニススタジアムで開催されるグランドスラム。特にここでのナイトセッションはとても有名だ。僕は月曜日の夜にここで最初の試合をプレーする。照明の下でプレーするのが待ちきれない。スタジアムの騒音、エネルギーは他のものとはまったく異なる。楽しみにしているよ」

なお、ジョコビッチは1回戦で世界ランク152位のR・アルボット(モルドバ)と対戦することが決まっている。

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(2024年8月25日9時32分)

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