国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

小田&上地 ウィンブルドン制覇目指す

小田凱人、上地結衣
(左から)小田凱人と上地結衣
画像提供: WOWOW
車いすテニスで男子世界ランク1位の小田凱人と女子世界ランク2位の上地結衣は9日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)車いすテニス部門に出場する。小田と上地は開幕直前に、同大会を全日程生中継するWOWOWのインタビューに答えた。

>>シナーvsメドベージェフ 1ポイント速報<<

>>アルカラスvsポール 1ポイント速報<<

>>アルカラス、シナー、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ<<

18歳の小田は今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝。今年は8月にパリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)が開催されるため、年間ゴールデンスラム(1シーズンで四大大会と五輪を全制覇)も狙える立ち位置にいる。

ウィンブルドンでは昨年優勝しており、今大会では連覇を目指す。小田はシングルス1回戦で世界ランク11位の眞田卓と対戦する。

一方、30歳の上地は前週行われたレクサス ブリティッシュ オープン ローハンプトン(イギリス/ロンドン、芝、ITF1シリーズ)で優勝。決勝では世界ランク1位のD・デ フロートに約3年4ヵ月ぶりに勝利した。

悲願のウィンブルドン初制覇を狙う上地は、シングルス1回戦で世界ランク5位のジュ・ジェンジェン(中国)と顔を合わせる。

【小田凱人インタビュー】

Q. ウィンブルドンに来てみて、去年と意識の違いはありますか?

ないですかね。いつも通りって感じ。まぁでも去年よりワクワクしてるし、楽しみっていう気持ちが去年よりも多いです。ここはもう、白いウェアに芝でということで毎回「遂にきたな」という気持ちになります。去年もこういう風だったなという感情が今あります

Q. 今年のウィンブルドンでは世界にどんな自分をみせたいですか?

「自由にテニスをする、それで勝つ」というのを多くの人に見てほしいですね。

Q. 全仏、ウィンブルドン、パリパラリンピックと続いていく中で、ウィンブルドンは小田選手にとってどんな位置づけですか?

次がパラリンピックになるので、(ウィンブルドンは)パラリンピック前の、最後に残ったタイトルということになります。全豪から順調に大きなタイトルを取ってきてはいるので、パラリンピック前、最後に締めくくって、パラリンピックにベストな状況で臨めたらなと思います。

Q. クレーから芝(全仏からウィンブルドン)、また芝からクレー(ウィンブルドンからパラリンピック)と変わっていくと思うのですが、その対応はどのようにされているんですか?

対応はしていないです。芝ってやっぱり重たいし、車いすが止まっちゃうのですが、そこで対策をするのではなく、みんなが変えていくところを、自分はそのままのスタイルでいきます。芝でもネットにでるし、アグレッシブなプレーをするというところで、対戦相手と差をつけていきたいですね。

Q. 連覇へのカギとなるところは、どんなものでしょう?

僕、結構試合前に忘れ物をするんです。足にベルトをはめているのですが、よく(ベルトを)無くします。ベルトをちゃんと持っていけるように、準備をしっかりして、忘れ物をしないように試合に挑めたら結果がついてくるなと思っています。

Q. 全仏ではビシッと決まった髪も話題でしたが、今回の髪型に何かコンセプトはありますか?

特にないです。ずっとパーマをかけていたんですが、途中で飽きちゃいました。全仏の期間に切るのはまずいと思って切らなかったですが、短髪にはずっとしたかったです。(全仏から)帰ってすぐきりました。

Q. 今大会の目標、意気込みをお願いします。

芝がめくれるぐらい激しい試合をしたいと思います。(具体的な目標としては)サーブとネットプレーを意識してやりたいと思っています。(結果は)あまり意識していないので、自分らしくやっていければなと思います。

【上地結衣インタビュー】

Q. 前哨戦の大会で、3年ぶりにデ フロート選手に勝利しました。どのような点が良かったのでしょうか?

前哨戦のローハンプトンの大会は、芝がすごく残っていて、ウィンブルドンとは全然違った印象でした。おそらくどの選手も苦戦していたのではないかなと思います。私を含めてですけど、初戦から3セットのマッチが多くて、デ フロート選手自身も珍しくもつれるような試合が多いなという印象でした。試合の内容としては、自分が終始攻めることができ、クレーコートで戦った最後の対戦から改善して、色々と試しながらプレーができました。それが結果的に彼女にプレッシャーを与えられたのかなと思います。3年ぶりというのも、何かの記事で自分もみて、「そんなに前だったんだな」という風に思いました。実感がないというか、勝ったときも、変な感覚でしたね。

Q. 色々これまで取り組んできたことがあったと思うのですが、それがどのように勝利につながったのでしょうか?

彼女(デ フロート選手)と対戦するには、守りに入っては絶対ダメだと思います。でも「ここのポイントを取りたい」と思ったときに、自分が安心できるように打った1本のショットが彼女に対しては、アタックできるチャンスになってしまう。ただ今回は芝という特性もあって、つなぐボールを1本打つだけで、一発で良くも悪くも状況が変わってしまいます。気の抜けない状態というか、ある意味しっかりと集中した状態を続けることができ、そういうところが良かったです。

Q. 今回久しぶりに勝利したことで、今後の対応を含めて変わりそうなことはありますか?

自分の気持ちとしては、ここから続けて、自信をもっていきたいです。(試合)内容自体も100%納得しているかというとそうではなく、それ以前の準決勝や準々決勝の試合でも、すごく難しいなと感じながらプレーしている場面もありました。もっと(試合)内容を良くしていくことはもちろんですが、「勝ち」という結果はしっかりと受け止めて、素直に喜びたいです。自分でもこういったプレーができると思って、このあともプレーしたいなと思います。それがどんどん積み重なっていけば、自分の感覚としても、試合の中で良い流れを作っていけるのではないかと思います。先週の1つの勝利で何かがガラッと変わるわけではないですが、ひとつのきっかけとしてもっと今自分が取り組んでいること自体に自分が自信を持てるようになっていけたらなと思います。

Q. 全仏では思わぬ早い段階での敗退となってしまいましたが、そこから今に至るまでどのように立て直しを行ったのですか?

現時点も、修正の連続で、必ずしもフランス遠征から脱出したというか、今すごくコンディション良くプレーしているわけではないです。テニスだけではなく、コンディショニングや車いすの部分でも日々試行錯誤しています。何か1つではなくて、自分の体と心と一緒に戦ってくれている用具が嚙み合ってはじめて、自分の思う通りにプレーできているという状態になると思います。まだそこまで正直達してはいないですけど、携わってくださっている沢山の方々と一緒に話し合いをしながら、色々なアプローチをしながら、ああでもないこうでもないと言いながら、取り組んでいる最中ですね。

Q. クレーから芝に変わることで、何かアジャストするために変えることはありますか?

クレーもハードと比べると足元を取られたりとか、イレギュラーなことが起こるサーフェスですけど、まだ芝と比べると車いすの惰性というものが使えると思います。自分が漕いだもの以上に車いすが走ってくれるという感覚は、一番はハード、次はクレーにあると思います。(一方で)この芝というのは、先週のローハンプトンもそうですけど、自分が漕いだ分しか進まない印象です。自分はパワー勝負ではなく、(車いすの)惰性を使い、体の回旋でボールをうまく飛ばしているタイプだと思うので、不利とはいわないですが、戦い方を変えなければならないとはいつも思っています。その上で、直線的なショット、ドロップ、バリエーションのあるショットを打って相手に読ませないところは重要かなと思って戦っています。

Q. 今回の目標、意気込みをお願いします。

先週の大会は先週の大会のものとして良かったなと思いますけど、今週はやっぱりサーフェスも違いますし、少し違った感覚になると思います。しっかりとその感覚をフィードバックとしてとらえて、しっかり調整して、まずは決勝戦まで行く。このウィンブルドンは決勝戦にいけた回数自体がまだまだ少ないので、決勝戦にいってデ フロート選手と対戦する。そこでもう一度、積極的にプレーをして、自分の理想に少しでも近づけるようなプレーで、優勝するのが自分の今回の目標かなと思います。

[PR]ウィンブルドンテニス
7/15(月・祝)までWOWOWで連日生中継!
WOWOWオンデマンドでは日本人選手の全試合をライブ配信予定!


■WOWOWオンデマンドはこちら>


【ディアドラ】最新テニスウエア・シューズ
■公式ストアで発売中>


■関連ニュース

・マレー 思わぬ形でウィンブルドン終了
・最後のウィンブルドンでシード撃破
・大坂撃破「特別な準備あった」

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2024年7月9日20時24分)

その他のニュース

10月17日

【告知】望月慎太郎vsミケルセン (15時03分)

二宮真琴組 ジャパンOP決勝進出ならず (14時30分)

アルカラスとシナー 9億円かけ対戦へ (12時19分)

上地結衣 左手痛めジャパンOP棄権 (11時00分)

大坂なおみ ジャパンOP準々決勝を棄権 (10時02分)

【中止】大坂なおみvsクリスティアン (7時02分)

10月16日

大坂なおみら ジャパンOP8強出揃う (21時01分)

東レPPO 思い出の試合は? 1位は納得のあの試合 (20時30分)

望月慎太郎 2年ぶり8強でTOP100入り (17時47分)

【1ポイント速報】望月慎太郎vsダルデリ (16時15分)

齋藤咲良/川口夏実ペア 惜敗で4強逃す (15時39分)

東レPPO 欠場相次ぐも園部八奏が初出場 (13時56分)

大坂なおみ戦へ「自信ある」 (11時46分)

全員に2億円、破格賞金の大会開幕 (10時12分)

10月15日

アシックスブースを体験してみた。~Find Your Best Shoes!~ (20時58分)

全仏OP4勝エナン語る クレーの戦い方 (20時21分)

二宮真琴組 ジャパンOP4強入り (19時04分)

負傷の大坂なおみ「次の試合は…」 (17時45分)

大坂なおみ インタビュー切り上げ退場 (16時53分)

望月慎太郎 快勝で初戦突破 (16時39分)

大坂なおみ ジャパンOP初の8強 (16時14分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsラメンス (13時48分)

加藤未唯組 ジャパンOP初戦敗退 (13時09分)

島袋将 ストレート勝ちで初戦突破 (11時27分)

24歳 獲得賞金65億で歴代2位に (10時22分)

内島萌夏/穂積絵莉ペア 8強ならず (8時53分)

10月14日

柴原瑛菜「練習足りなかった」と涙 (18時39分)

柴原瑛菜 完敗でジャパンOP初戦敗退 (17時16分)

【1ポイント速報】柴原瑛菜vsブズコバ (16時00分)

最終戦は残り2枠 熾烈な争い続く (15時23分)

二宮真琴ペア 2日がかりで初戦突破 (15時08分)

日本のハラ フレンド 快進撃V (14時14分)

ボルグ息子 母国大会でツアー2勝目 (13時29分)

齋藤/川口組 日本勢対決制し初戦突破 (13時03分)

記録的Vで世界ランク164人ごぼう抜き (11時02分)

杉山愛 元女王エナンと練習 (9時52分)

小堀/清水組 第1シード撃破し初戦突破 (8時48分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!