国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

杉田祐一【引退コメント全文】

杉田祐一
杉田祐一
画像提供: tennis365.net
男子テニスで今月現役を引退した元世界ランク36位の杉田祐一が19日に公式ブログを更新。「引退報告」と題し、想いを綴った。

35歳の杉田は2006年にプロ転向。2017年のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本人として史上3人目のATPツアーシングルス優勝を成し遂げた。

世界ランキングは2017年の10月に記録した36位が最高で、これはオープン化以降で錦織圭西岡良仁に次ぐ日本人男子歴代3位の記録である。

その杉田は昨年7月に現役生活に終止符を打つことを発表。今後はジュニア選手の育成に携わるとした。

そして今月行われた第38回テニス日本リーグで杉田は現役を引退。18日には引退セレモニーが行われた。

引退セレモニーでは涙ながらに「幸せなプロ生活だったなと思っています」と語った。

そして引退セレモニーから一夜明けた19日に杉田は自身のブログを更新し想いを綴った。

【杉田祐一のブログ全文】

引退報告

本当にありがとうございました。試合前に色々と書こうと思っていたのですが、何も纏まらずこのような形になってしまったことをお許し下さい。

素晴らしいテニス選手生活をおくらせてくださいましたことを、これまで支えてくださいました皆さんと多くのご声援くださいました皆様に心から感謝しております。

いつもブログは何度も書き直しているので、最後は、ありのまま書いていきたいと思います。

最後の最後まで自分を認める事ができなかった事を悔しく思います。できない自分を認める事がとにかく私はできませんでした。試合に負けて泣くことができず、どうしてあの時あのプレーができなかったのかといつも自分を責めてばっかりいました。いつの日か、圭(錦織圭 選手)やよっしー(西岡良仁 選手)に試合で負けて泣くことって未だにある?と聞いたことがあって、その時皆、全然あるよと答えていました。二人共きっとベストを尽くした自分を認めてあげることのできる選手なのだと思います。自分はいつもどんな良い試合で悔しい敗戦でも自分を責め認めることができなかったのだと数年前に感じていました。

せめて引退の時くらいはできるのかと思っていましたが最後の最後まで自分を認めて試合することができなかったことに笑えてしまいます。

自分を認めて可能性を信じて、自分はこんなプレーもできるんだぞ!という気持ちでプレーを楽しむことができればもしかしたらもっと幅の効いたプレーできたのではないかと少しばかり後悔の気持ちもあります。しかしながらもしかしたらこんな完璧主義な性格だからこそ、ここまでこれたのかもしれないとも思っています。しかし最後の引退時に人前で泣くことが出来たことは今までの自分では絶対に出来なかったことなので、自分を認めてあげれたのかもしれません。

これまでご声援頂いたファンの方々に限界のプレーをお見せできなかった事は大変申し訳なく思っており、多くの活動をしながらの最後となってしまいました。

今思えば、私の選手生活は2021年のUSオープン(キャスパー・ルードとの試合)が選手としての最後だったのだと思います。コロナの影響とギリギリだった気持ちが一度切れてしまい休養を取ってしまったあの時が選手としての終わりだったのだと思います。

しかしながらここまでトライをさせてくださったスポンサーの方々、チームの皆様のお陰で今日まで限界を追うことを許可してくださいました。本当に本当にありがとうございます。

今から選手を目指す皆さんは本当に大変な道のりになると思います。こんな状況だからこそ自分の経験と必要なサポートをやっていかなければと思っております。

これからの選手、アカデミー生徒の皆さんに自分のできなかったことを押し付ける気は全くありません。彼ら彼女らの可能性を最大限高められるようサポートをしていきたく思っています。いい形で伝えることができれば、これが本当のテニス選手としての引退になるのだと感じています。いち早くその日が来てくれることを望んでいます。

いやー。。実は本当に調子が良かったんです。練習の時は全盛期のプレーができていると感じたほどプレーに自信がありました。コーチをしていてここはこうすれば良かったんだと気付かされる事が多くとんでもない自信が湧いていました。現役の選手たちとマッチ練習をして一セットも落とさずプレーができていたのです。ですが気持ちが調整できなかったことは長いこと戦いから離れてしまっていたからなのだと思います。戦いの渦の中にいるということはとてもとても重要なことなのです。そのレベルをどんどん上げていってくれることを次の世代に伝えていかなければと思っております。

なにはともあれ自身の戦いは終わりです。選手生活はいつ終わりを迎えてもおかしくない、本当に繊細なものです。この芸術文化をどうか引き続き皆さんの手で守り抜いて頂きたいです。私もその為に、戦っていくつもりです。今の日本にこの芸術文化を守り抜く力があるかどうかとても難しい状況ではありますが、日本の強さを信じ、美しい心を信じ、時代を繋ぐ強さを皆様で証明していきたいと思っております。

次の世代のためにもう少しだけ私にお力をお貸ししていただきたいです。編集なく書き綴ったありのままの気持ちを書かせてもらいました。

これからも皆様と一緒に戦えることを楽しみに次のキャリアへと向かいたいと思います。引き続きどうかよろしくお願い致します。

【ディアドラ】3年ぶり日本再上陸
■公式ストアで最新ウエア&シューズ 限定発売>




■関連ニュース

・苦労人が引退、31歳で初の四大大会
・超絶バックスピンに観客興奮
・判定に不服、ボール跡をSNSで公開

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2024年2月21日7時28分)

その他のニュース

4月30日

ナダル 3時間超え死闘制し16強 (2時28分)

【1ポイント速報】ナダルvsカチーン (0時35分)

4月29日

怒涛の12ゲーム連取で女王8強 (22時31分)

ブブリク16強 シェルトンに逆転勝ち (21時51分)

ダニエル太郎 新ルールに見解 (19時27分)

今季トップのマッチ28勝目記録 (17時58分)

ニューエラ「テニス」コラボ第3弾が予約受付中 (16時01分)

昨年決勝カードが4回戦で実現 (14時35分)

15連勝コリンズ 次戦サバレンカと大一番 (12時25分)

ズベレフ、シャポ下し7度目の16強へ (11時02分)

16歳最後の日にマドリッドOP16強へ (9時32分)

西岡、ダニエル出場サルデーニャOP組合せ (8時18分)

3連覇狙うアルカラスが16強へ (6時56分)

錦織圭 チャレンジャー大会欠場 (5時35分)

4月28日

柴原瑛菜 シングルスで準優勝 (19時46分)

チェンジコートで着席禁止に (18時50分)

ナダルの記録「二度と破られない」 (17時41分)

「最大の勝利」世界7位撃破 (16時45分)

柚木武/渡邉聖太ペアが初優勝 (15時18分)

股抜きショット披露 ブブリクが3回戦へ (14時48分)

元世界11位コルネが引退へ (14時05分)

18歳がディミ撃破「言葉が出ない」 (12時07分)

ナダルにリベンジ許す「簡単なことじゃない」 (11時01分)

メド 逆転勝ちで初戦突破 (9時31分)

失ゲーム2の完勝でシフィオンテクが16強へ (8時01分)

ナダル 3回戦進出も「まだ時間必要」 (6時21分)

ナダル 前週の雪辱果たし3回戦へ (1時24分)

【1ポイント速報】ナダルvsデ ミノー (0時00分)

4月27日

シナー 69分圧勝で初戦突破 (22時38分)

好調チチパス 予選勝者に屈し初戦敗退 (20時47分)

柴原瑛菜が本玉真唯を破り決勝へ (19時26分)

清水/トゥロター組がCH制覇 (18時46分)

シャポ3回戦進出 ズベレフ戦へ (17時32分)

世界8位 4連敗からようやく脱出 (13時34分)

19歳 疑惑のポイントに痛烈皮肉 (11時44分)

勢い止まらず14連勝! (10時36分)

ズベレフ 苦手意識ある相手撃破 (9時18分)

ナダルとアルカラス 五輪でペア結成へ (8時15分)

アルカラス 3連覇へ好発進 (6時47分)

ダニエル太郎 逆転負けで2回戦敗退 (5時33分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!