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2つの最終戦はセルビア勢がV

ハマド・メジェドビッチ
優勝を果たしたハマド・メジェドビッチ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスの21歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)は2日、決勝が行われ、第6シードのH・メジェドビッチ(セルビア)が第1シードのA・フィス(フランス)を3-4 (6-8), 4-1, 4-2, 3-4 (9-11), 4-1のフルセットで破り、優勝を果たした。

>>【動画】メジェドビッチが優勝した瞬間<<

Next Gen ATPファイナルズは21歳以下の選手で年間の獲得ポイント上位7選手と、ワイルドカード(主催者推薦)が与えられた選手の8名が出場する大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。

試合形式は4ゲーム制の5セットマッチで、2017年から新型コロナウイルスの影響を受けた2020年を除き過去5度開催されており、過去にC・アルカラス(スペイン)J・シナー(イタリア)S・チチパス(ギリシャ)らが優勝を果たした登竜門となっている。

元世界ランク12位のV・トロイキ(セルビア)がコーチを務めるメジェドビッチは今大会予選ラウンドロビンを3連勝で4強入りすると、準決勝では第3シードのD・ストリッカー(スイス)が試合途中に棄権したため決勝へ。

決勝戦、メジェドビッチはタイブレークで2度セットを落としたものの、強烈なサービスを武器にフィス相手に1度もブレークを許すことなく試合を進め、リターンゲームでは3度のブレークを奪い、2時間11分の接戦を制した。マッチポイントではこの日19本目のエースを決めて勝利し、大会史上最多となる69本のエースを放ち優勝している。

また、今季は最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)でN・ジョコビッチ(セルビア)が制しているため、2つの最終戦でいずれもセルビア人が優勝する快挙となった。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはメジェドビッチのコメントが掲載された。

「このタイトルを獲れたことは信じられないけど、2024年に向けて大きな自信になる。アルトゥール(フィス)は素晴らしいプレーヤーで、トップ40に入っているだけの理由があるんだ。第1セットの後はきつかったけど、ウエアを着替えて回復して、またいいプレーができるようになった。できる限りリラックスしてプレーすることを心がけていたんだ」

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男子
本戦 12/13(水)〜12/17(日)

女子
本戦 12/20(水)〜12/24(日)

全日本選手権ファイナリストの白石 光や加治 遥らがエントリー
24日(日)はデ杯日本代表監督の添田 豪さんとバモスわたなべさんによるテニスクリニック開催


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