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西岡良仁「錦織のように」

西岡良仁
西岡良仁
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、第31シードの西岡良仁が世界ランク65位のM・マクドナルド(アメリカ)を7-6 (8-6), 6-3, 6-2のストレートで破り、マッチ100勝を飾るとともにキャリア初の四大大会ベスト16進出を果たした。試合後の会見で西岡は「錦織選手のようになりたい」と語った。

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全豪オープンに9年連続9度目の出場となる西岡。錦織圭に続く日本人男子2人目となる四大大会の男子シングルスでシード入りを果たした今大会、1回戦では世界ランク69位のM・イメル(スウェーデン)を6-4, 6-2, 7-5で、2回戦で216位のD・スヴルシナ(チェコ)を6-3, 6-4, 6-2で、いずれもストレートで下して2020年以来3年ぶり2度目の3回戦進出を決めた。

この日、西岡はファーストサービスが入ったときに72パーセントの確率でポイントを獲得。開始から接戦となるもタイブレークの末に第1セットを先取する。そして第2セット開始直後にマクドナルドがメディカルタイムアウトを取ると、その後は通常通りのプレーができず。西岡が第2・第3セットでそれぞれ3度のブレークに成功し、2時間25分で勝利した。

西岡は試合後の会見で、錦織が負傷により欠場が続いている現在、日本男子テニス界でトップに立っていることにプレッシャーを感じているか質問を受け、次のようにコメントしている。

「プレッシャーはないですね。ただ、僕がまだジュニアだった頃に錦織選手がツアーに出てきて、その後、彼がすごく活躍した時に僕はプロになったばかりというか、そういう感じでした。日本の選手の多くは彼をずっと見てきたと思いますし、彼のようになりたいと思っていますね」

「僕も彼のようになりたいと思いますが、彼は今怪我をしています。今、僕はトップ30やトップ20に近いところにいます。日本でジュニアの大会があるとき、彼らに話を聞くと僕や錦織選手のようになりたいと言ってくれて。2、3年前は錦織選手の名前だけが挙がっていましたけどね。それは歳をとったなぁと思いますけど、とても嬉しい瞬間。自分の身長は日本人の平均身長より低いですが、(世界でも通用することを)もっと見せたいです。プレッシャーはないですが、できることを示したいと思っています」

日本男子選手が全豪オープンでベスト16に進出するのは2019年の錦織以来4年ぶり。グランドスラムでは2021年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)での錦織以来となった。

また1968年のオープン化以降、グランドスラムでベスト16に進出するのは松岡修造、錦織に次いで日本男子3人目の快挙となった。

勝利した西岡は4回戦で第16シードのF・ティアフォー(アメリカ)と第18シードのK・ハチャノフの勝者と対戦する。

同日には第3シードのS・チチパス(ギリシャ)、第6シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、第15シードのJ・シナー(イタリア)が16強に駒を進めている。

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