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大坂なおみ バーティ引退に言及

大坂なおみ、アシュレイ・バーティ
(左から)大坂なおみとアシュレイ・バーティ
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスで世界ランク77位の大坂なおみは現役引退を表明した同1位のA・バーティ(オーストラリア)について言及。23日に行われた同96位のA・シャルマ(オーストラリア)との1回戦後の会見で記者からの質問に答えた。

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大坂は「夜中の3時半頃にニュースを聞いたというか、見たという感じ。トイレに行きたくなった。友達から“バーティが引退したの知ってる?”というメールが来ていた。“え、本当”と思ってツイッターを見たら、実際にそうなっていた」と語った。

「彼女にとってはそれが幸せだったと思う。去年は大変だっただろうから。彼女は全く家に帰れなかったからね。そのことが大きな負担になっていたと思う。でも、彼女が1年中ひたむきに頑張った姿を見て本当に感動した。彼女なら悔いのないように引退できると思う」

「このスポーツにとって特に私にとって、彼女はとても素晴らしい存在。彼女(のプレーを)を観るのが本当に好きだったわ。彼女の辞め方は理想的だったと思う。NO.1になった時に引退するのはかっこいい。もう何も証明するものがない、やりたかったことをすべてやり遂げたという気持ちになるから」

「彼女が境界線を作ったとは言わないけど、自分が何をしたいのかを分かっていたような気がする。全豪オープンで優勝すると、当然スポンサーがついたりする。でも、彼女は自分が何をしたいのか、はっきりと分かっていたし流されなかった。残りの時間で彼女が何をするのか楽しみ。新しいキャリアがあるのかは分からないけどね」

過去4度対戦し2勝2敗と互角の成績となっている大坂。最後の試合は2019年のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTAプレミア・マンダトリー)決勝で大坂が3-6, 6-3, 6-3の逆転勝利を収めている。

「彼女とは3、4回ほど対戦したと思う。最後に対戦したのは北京だった。私にとっては、それが彼女と対戦した最後の記憶。彼女のようにどんなショットにも柔軟にうまく対応してくる選手との対戦はすごく珍しい。そういう選手はアッシュとB・アンドレースク(カナダ)くらいだわ。彼女たちとの試合は本当に楽しい。私にとっては、それが一番の思い出。とにかく純粋なテニスの試合をすることができた。お互いにベストを尽くし、できる限り敬意を払っていたように思う」

「ああいう試合をもっとやれなかったのは少し寂しいわ。全豪オープンでの最後の試合に勝てばあのベスト16を戦えたのにと思う。物事には理由があると思うので仕方ないわ」

25歳のバーティはキャリアで15個のタイトルを獲得。2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、昨年にはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制した。今季は、1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)で1勝目を挙げると、続く全豪オープンでは初優勝を果たすと共にオーストラリア人女性選手として1978年のC・オニール以来44年ぶりのタイトルを掲げていた。

大坂は現在行われているマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)出場しており、24日に行われたシングルス2回戦で第13シードのA・ケルバー(ドイツ)を撃破。3回戦では世界ランク74位のK・ムチョバ(チェコ)と対戦することが決まっている。




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