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バーティ 引退「もう限界」

アシュレイ・バーティ
全豪OPのアシュレイ・バーティ
画像提供: ゲッティイメージズ
女子テニスで世界ランク1位のA・バーティ(オーストラリア)が23日、インスタグラムを更新しテニス界からの引退を表明。元ダブルス世界5位で親友のC・デラクア(オーストラリア)との対談動画でその理由を明かしている。動画内では「もう限界なの」とコメントしていた。

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25歳のバーティは「実際に声に出して言うのは初めてで、とても言いにくいわ。でも、とても幸せだし、準備はできている。肉体的にも感情的にも、トップレベルで挑戦するために必要なものはもう持っていない」と告白。

「自分の力を最大限に発揮するためには、どれだけの努力が必要なのか、私は知っている。チームにも何度も言った。“私にはもう、そんな力はないんだ”とね。私はこの美しいテニスというスポーツに、自分の持っているものをすべて捧げてきた。私にとっては、それが成功だわ」

2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)後に一時ツアーから離脱し、クリケットへ打ち込む時期があったバーティは「前にもやったことがあるんだけどね。その時とは全く違う感覚だわ。テニスが私に与えてくれたものすべてに、とても感謝している。でも、今こそ、離れて他の夢を追いかけ、ラケットを置くべき時なんだと分かっている」と語った。当時は2016年にテニスに復帰していた。

そして、初制覇となった2021年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)が引退のきっかけになったと明かした。

「昨年のウィンブルドンは、私自身、そしてアスリートとしての私を大きく変えてくれた。1つの目標のために、人生をかけて懸命に働く。ウィンブルドンで優勝できたことは私の夢が叶った瞬間だった。私がテニスで望んでいた唯一の真の夢が叶い、視点が本当に変わった。ウィンブルドンの後、直感的にそう思った。チームともよく話していた。私の中には、まだ満足できていない、満たされていない部分が少しあった。自分の幸せは結果に左右されないという変化が、キャリアの2段階目に差し掛かった時に私の中にあった」

「全豪オープンへの挑戦。それは私にとって、自身のテニスキャリアがいかに素晴らしい旅であったかを祝うための最も完璧な方法であったと感じている。1人の人間として、これが私の望み。私は、いつもやりたいと思っていた他の夢を追いかけたい」

突然の引退発表となったことについては「皆が理解できないかもしれないことは分かっている。私はそれでいいと思っている。私にとっては、アッシュ・バーティという1人の人間には追いかけたい夢がたくさんある。それは必ずしも、世界を旅したり、家族と離れたり、私がいつもいたいと思っていた故郷から離れたりすることではない」と述べた。

2021年11月にオーストラリアのプロゴルファー、ギャリー・キシックと婚約を発表したバーティ。インタビュー動画の最後には涙を浮かべたがテニスへの愛は変わらないことを断言した。

「テニスが好きで好きでたまらない。でも、これからはアスリートとしてのアシュレイ・バーティではなく、人間としてのアシュレイ・バーティとして人生の次の段階を楽しむことが大切だと思う」

バーティはキャリアで2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む15個のタイトルを獲得。今季は、1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)で1勝目を挙げると、続く全豪オープンでは初優勝を果たすと共にオーストラリア人女性選手として1978年のC・オニール以来44年ぶりのタイトルを掲げていた。

なお、バーティは世界ランク1位でありながら引退した女性選手としては、2008年5月に61週連続1位を記録して引退したJ・エナン(ベルギー)に次いで2人目となった。




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