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世界1位候補7選手を発表

男子プロテニス協会のATPは2017年12月28日、公式サイトで2018年シーズンの世界ランク1位争いに注目し、その可能が高いであろう7選手をあげた。

>>ブリスベン国際 対戦表<<

2016年シーズンは、A・マレー(イギリス)が終盤で公式戦24連勝を飾って5大会連続優勝を達成。N・ジョコビッチ(セルビア)を振り切って世界王者の座を手にした。

続く2017年も、R・ナダル(スペイン)とR・フェデラー(スイス)の2人の争いとなり、ナダルが4度目となる世界ランク1位でシーズンを終了。31歳のナダルは、史上最年長でシーズンを世界ランク1位で終えた選手となった。

しかし、2018年の世界ランク1位争いは、近年希に見る混戦模様になると予想され、ATPは以下の7選手をその候補者としてリストアップした。

1.ラファエル・ナダル(世界ランク1位)

けがから復帰して臨んだ2017年は、見事なカムバックを見せて5度目となる世界ランク1位への返り咲きを達成した。

2018年は、特にクレーコート・シーズンで守らなければならないポイントが極めて多い。モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)はいずれも11度目の優勝を目指さなければならない。

また、ハードコートでも引けをとらない成績を残した。昨シーズン6度の優勝のうち2大会がハードコートでのトーナメント。特に全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では自身3度目の優勝を飾り、グランドスラム16度目のタイトルを手にした。

心配されるのは、どこまで身体が耐えられるか。特にこれまでも悩まされていた左手首と右膝のけがはフルシーズンを戦えるか不安材料となる。すでに開幕戦のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)を右膝のけがのために欠場を表明している。

そのけがは、2017年のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)とツアー最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)に出場しながらも途中棄権を余儀なくされたものだった。

2.ロジャー・フェデラー(世界ランク2位)

2018年の8月に37歳になるフェデラー。年齢を考慮しても2017年以上の成績を期待しがたい。

2017年はシーズンを通してわずか12大会の出場にとどまったものの、そのうち7大会で優勝を飾った。うち2大会は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)のグランドスラムだった。

そして、3大会はBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、上海ロレックス・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)のマスターズ大会でのもの。

2017年シーズンまでフェデラーは、5年もの間グランドスラムの優勝から遠ざかっていた。その前に優勝したのは2012年のウィンブルドン。マスターズ大会でも2015年8月のウェスタン&サザン・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)にさかのぼる。

1シーズンで12大会出場に絞るスケジューリングは、2018年も好成績に繋げるための鍵の1つになるだろう。懸念されるのは、2017年シーズンはそれまでに約6カ月の休養を取っていたが、今回はわずか6週間しかオフが取れていない。2016年に苦しめられた腰と左膝がその短い休養でどこまで回復しているか。

3.グリゴール・ディミトロフ(世界ランク3位)

2017年は、ウェスタン&サザン・オープンでマスターズ初タイトルを獲得し、何と言ってもツアー最終戦であるNitto ATPファイナルズでは負けなしの優勝を飾った。

しかし、ディミトロフはこれまでにこのポジションで公式戦へ臨んだことがなく、トップ5を維持するために多くの守らなければならないポイントがある。そのプレッシャーにどこまで対処できるか。

4.アレクサンダー・ズベレフ(世界ランク4位)

グランドスラムでは、なかなか好成績に恵まれないズベレフ。これまでのグランドスラムでの最高成績は2017年のウィンブルドン4回戦進出で、その壁を越えられずにいる。

しかし20歳のズベレフは、2017年の決勝戦での成績は5勝1敗と大きく勝ち越している。そのうちの2度は男子テニス界を代表する選手から勝利を飾っていた。

BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)ではジョコビッチを下しマスターズ初優勝を飾り、ロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)ではフェデラーを破って優勝した。

オフシーズンでのしっかりした身体作りと更なる経験を積めば、5セットマッチで戦うグランドスラムでの上位進出もすぐに現実となるだろう。

5.スタン・ワウリンカ(世界ランク9位)

ワウリンカが今後、テニス殿堂入りを果たすためにも必要だと思われるのは世界ランキングで頂点を極めること。すでに3度のグランドスラム制覇を成し遂げているワウリンカは、2014年のモンテカルロ・ロレックス・マスターズでフェデラーを下してマスターズ大会唯一の優勝を飾っていた。

2017年は、7月のウィンブルドンを最後に膝のけがでシーズン終了を余儀なくされたが、それまでは世界ランク3位を死守していた。

3度のグランドスラム優勝へ導いたコーチのM・ノーマン(スウェーデン)との関係を終了させた32歳のワウリンカは、P・パガニーニを新たにチームに招へい。パガニーニは以前にフェデラーのトレーナーを務めており、けがから復帰して2017年の復活を支えた人物。そして今回はそれと同じことをワウリンカにしようと試みている。

6.ノヴァーク・ジョコビッチ(世界ランク12位)

223週もの間、世界ランク1位に君臨したジョコビッチは、その間に4度のシーズンを世界ランク1位で終了させていた(2011・2012・2014・2015)。最後にその座にいたのは2016年10月31日で、その直後にマレーにその座を明け渡した。

30歳のジョコビッチは、2017年7月のウィンブルドン準々決勝でのT・ベルディヒ(チェコ)戦を途中棄権してから公式戦の舞台に立っていない。以前から苦しめられていた右肘の治療に専念しているが、けがの回復具合が気になるところ。

しかし明るい材料もある。6カ月も休養を取ったため、肉体的だけではなく精神的にも休養が取れたジョコビッチは、その間にフェデラー対策を練る時間も十分に取れたはずだろう。

更に、強力なチームが揃った。2017年5月に元世界ランク1位のA・アガシ(アメリカ)をコーチに招くと、2017年シーズンを最後に引退したR・シュティエパネック(チェコ)も11月にコーチとしてチームに加わった。

7.アンディ・マレー(世界ランク16位)

2016年11月に初めて世界ランク1位の座に着いたマレーは、2017年8月にその座から陥落するまでベストのプレーから遠ざかっていた。

2016年にマレーは78勝9敗の成績でシーズンを終えた。しかし2017年は長引く臀部のけがに泣かされ、ウィンブルドンの準々決勝でS・クエリー(アメリカ)に敗退すると同時に、わずか25勝10敗でシーズンを終了させていた。

身体さえ万全であれば、本来のテニスを取り戻す可能性が残されているはず。2017年は、フェデラーもナダルもマレーが2016年に記録した24連勝を達成することはなかった。3度のグランドスラムと14度のマスターズ優勝を誇るマレーは、周囲の不安を払拭するプレーが見せられるかが鍵となる。






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(2018年1月1日21時21分)

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