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マレー感無量 完璧な試合展開

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会最終日の10日、男子シングルス決勝戦が行われ、第2シードのA・マレー(英国)が第6シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (7-2)のストレートで下し、自身3度目となるグランドスラム優勝を飾った。

>>マレーvsラオニチ 1ポイント速報<<

>>ウィンブルドン対戦表<<

マレーは2013年に今大会初優勝を飾り、地元イギリス人として77年ぶりの優勝を果たした。この日も試合が終わりコートサイドの椅子に腰を降ろすと、流れ出る涙を大会の公式タオルで拭いながら喜びを噛み締めていた。

これがグランドスラム11度目の決勝戦だったマレーだが、その対戦相手はこれまでN・ジョコビッチ(セルビア)かR・フェデラー(スイス)だった。

しかし今回はそのいずれでもなかった。ラオニチが準決勝でフェデラーをフルセットで破り、ジョコビッチは3回戦でS・クエリー(アメリカ)の前にまさかの敗退を喫していた。そのクエリーもラオニチが準々決勝で下していた。

25歳のラオニチはこれが自身初のグランドスラムでの決勝の舞台だった。同時に、カナダ人男子として史上初の快挙だった。

ラオニチのこの快進撃は、強力ながらも正確なサービスが武器となり支えられた。決勝戦までの6試合で、平均22,5本のサービスエースを記録し、5度しかブレークを許していなかった。

しかし風の強い中行われた決勝戦、1万5千人の観客で埋め尽くされたセンターコートは地元マレーへの声援に溢れ、マレーの鉄壁なリターン力の前にラオニチのサービスエースはわずか8本に押さえられた。

スコットランド出身で29歳のマレーは、母国イギリスで行われるこのウィンブルドンで、早い段階から1936年のF・ペリー以来となるイギリス人チャンピオンへの期待が寄せられており、そのプレッシャーの中で戦っていた。そんな状況の中、マレーは優れた守備力とリターンを持ち、カウンターを武器に2013年に見事トロフィーを獲得した。

マレーの優れたタイミングと巧妙なテクニックを持つリターン力を証明するかのように、ラオニチが最初に記録したサービスエースは、試合が始まって36分後の5度目のサービスゲームでのことだった。この日の最速サービスは236キロを記録したラオニチだったが、ことごとくマレーにリターンされていた。

そして記録した8本のサービスエースは、マレーよりわずか1本多いだけだった。

この試合でマレーがブレークに成功したのは第1セットの第8ゲームだけだったが、この日の勝利にはそれで十分だった。第2・第3セットはタイブレークへもつれるも、そのタイブレークはマレーがラオニチを圧倒していた。

マレーは第1・第2セット、自身のサービスゲームで65ポイント中50ポイントを獲得し、ブレークポイントさえラオニチに与えず、デュースにもつれたゲームもわずか1ゲームしかないほどの完璧なサービスゲームを展開した。

第3セットのゲームカウント2ー2からのマレーのサービスゲームで、ラオニチはマレーのセカンドサービスで鮮やかなリターンエースを叩き込むと、15ー40と初めてブレークポイントを手にした。

しかし、マレーはそこから4ポイントを連取しそのゲームをキープすると、右手でガッツポーズを作りながら大きな雄叫びを上げ、ラオニチに主導権を握らせなかった。

試合を通して持ち前の安定感を披露したマレーは、ラオニチの29本に対しわずか12本のイージーミスしか犯さず、2時間47分でラオニチを退けた。

(STATS - AP)






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