テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は男子シングルス１回戦が行われ、第２シードのＲ・フェデラー（スイス）が予選勝者のＰ・カレノ=ブスタを6-2, 6-2, 6-3で下し、２回戦に駒を進めた。試合時間はわずか１時間２０分だった。
試合後、フェデラーは「３セットともにスタートがよかったと思う。その結果、各セットともにリードすることができた。彼のような選手と対戦する場合、リードしていれば試合はそれほど難しくはない。」と話し、格上の威厳をみせた。
また「いい試合ができたと思う。彼はたくさん試合をこなしていて、今季は多くの勝ち星を挙げている。そういった場合、自信がついてくるもの。またクレーでも僕に比べてたくさんの試合をしている。そういった場合、一定のプレーと攻撃性のレベルを維持しない限り、また長いラリーとなってしまった場合、難しい試合になる可能性がある。これを彼はねらっていたと思う。全体としてサーブが好調だったし、リターンも動きもよかったと思う。だから当然のことながらうれしく思っている。」と冷静に試合を振り返った。
優勝候補かどうか聞かれたフェデラーは「僕が優勝候補かどうかって？まったく気にしてないね。そうであろうとなかろうと、優勝できる確率が高くなる訳ではないからね。集中して、冷静な気持ちで、望むプレーに集中したいところ。」と返している。
「もちろんウィンブルドンの方がプレッシャーが高いさ。ＡＴＰのポイントを２０００保持しなければならないからね。でもこの全仏ではそうではない。保持しなければならないポイントはそれほどない。テニスは何が起こるかわからないスポーツ。１つ１つ試合をこなしていく必要がある。だから面白いのさ。」と語った。
今大会第２シードで出場しているフェデラーは１８回目のグランドスラムのタイトルと２００９年以来となる全仏オープンでの優勝を目指している。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｂ・カブチッチ（スロベニア） vs. ●Ｊ・ダックワース（オーストラリア）, 6-2, 6-2, 6-2
○Ｍ・ラオニチ（カナダ）(14) vs. ●Ｘ・マリス（ベルギー）, 6-2, 6-1, 4-6, 6-4
○Ｋ・アンダーソン（南アフリカ）(23) vs. ●Ｉ・マルチェンコ（ウクライナ）, 6-3, 7-5, 6-4
○Ｊ・ソウサ（ポルトガル） vs. ●添田豪（日本）, 6-1, 6-3, 6-2
○Ｇ・シモン（フランス）(15) vs. ●Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）, 3-6, 1-6, 6-4, 6-1, 7-5
○Ａ・セッピ（イタリア）(20) vs. ●Ｌ・マイェール（アルゼンチン）, 6-7, 6-4, 6-3, 6-7, 6-4
○Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン） vs. ●Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）, 6-3, 6-4, 6-2
○Ｒ・フェデラー(2) vs. ●Ｐ・カレノ=ブスタ, 6-2, 6-2, 6-3
○Ｊ・シャーディ（フランス）(25) vs. ●Ｂ・ベッカー（ドイツ）, 6-4, 6-2, 7-5
○Ｊ・ハイェク（チェコ共和国） vs. ●Ｄ・クドラ（アメリカ）, 6-2, 5-7, 6-0, 6-4
○Ｓ・クエリー（アメリカ）(18) vs. ●Ｌ・ラコ（スロバキア）, 6-3, 6-4, 6-4
○Ｄ・フェレール（スペイン）(4) vs. ●Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア）, 6-4, 6-3, 6-4
○Ｓ・デウバーマン（インド） vs. ●Ｄ・ムニョス-デラナバ（スペイン）, 6-3, 6-3, 7-5
○Ｖ・トロイキ（セルビア） vs. ●Ｊ・ブレイク（アメリカ）, 6-4, 6-2, 6-2
●Ｓ・ダルシス（ベルギー） vs. ○Ｍ・ロドラ（フランス）, 4-6, 6-4, 1-6, 4-6
《全仏オープン 男女シングルス対戦表》
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（2013年5月27日13時10分）
王座女子 関西大学が初優勝 
