男子単に鈴木、添田、岩渕が登場◇全日本テニス5日目

（日本、東京）

第８２回ニッケ全日本テニス選手権は１５日、大会５日目の試合を行い、男子シングルスでは第１シードの鈴木貴男（日本）、第２シードの添田豪（日本）、第３シードの岩渕聡（日本）らトップ８シードが勢ぞろいして、ベスト８進出をかけて３回戦を行う。

５年ぶりに出場している鈴木は、初戦となった２回戦では大学生の吉備雄也（日本）にファイナル・タイブレークの苦戦を強いられたが、辛くも勝利。３回戦では第１６シードの岩見亮（日本）と対戦する。
昨年は怪我に苦しんだ鈴木だったが、今季は２度のチャレンジャー大会優勝をおさめるなど好調で、１９９７年以来１０年ぶり３度目の全日本優勝を狙う。

２００５年に決勝で涙を呑んだ添田は、次は第１５シードの井藤祐一（日本）と顔を合わせる。添田は今年１月の全豪オープンで四大大会本選進出を経験し、チャレンジャー大会を初制覇するなど順調に成長してきており、今大会では初優勝を目指している。

福井烈以来の３連覇を狙う岩渕は、ノーシードの有本尚紀（日本）と対戦。岩渕は今季、フューチャーズ優勝３回をおさめている。

その他の元覇者では、２度の連覇経験がある第４シードの本村が第１４シードの落合優次（ブラジル）と、３度目の優勝を狙う第５シードの寺地貴弘（日本）が仁木拓人（日本）とそれぞれ対戦する。

その他の試合では、昨年準優勝の第６シード松井俊英（日本）が第９シードの杉田祐一（日本）と、第７シードの茶圓鉄也（日本）が第１１シードの權伍喜（韓国）と、第８シードの伊藤竜馬（日本）が第１２シードの杉山記一（日本）とぶつかる。

男子ダブルスでは、第３シードの寺地貴弘/本村剛一（日本）組が第７シードの權伍喜/茶圓鉄也組と対戦。また、一昨年の覇者で第５シードの岩渕聡/松井俊英組が、昨年ベスト４の岩見亮/添田豪組と対戦する。
そして、早稲田大学の吉備雄也/成瀬廣亮（日本）組が岩橋祐介/森智広組と対戦する。

混合ダブルスは準決勝を行い、２００５年優勝ペアで第１シードの佐藤博康（日本）/岡本聖子（日本）組が、昨年優勝ペアで第３シードの黎明（アメリカ）/米村知子（日本）組と激突。また、第２シードの加藤季温（日本）/波形純理（日本）組という北日本物産ペアが、第４シードの宮尾祥慈（日本）/瀬間詠里花（日本）組を迎え撃つ。