男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が10日にSNSに動画を投稿し、今年11月19日に開幕する国別対抗戦 デビスカップファイナルズ ファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)をもって現役を引退すると発表した。動画内でナダルはファンや家族への感謝も述べている。
>>【動画】ナダルの引退報告<<ツアー通算92個のタイトルを持つ38歳のナダルは四大大会の1つである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で14度の優勝を誇るなど、「赤土の王者」として世界ランク1位に君臨。四大大会では通算22勝をあげている。
動画でナダルは「プロテニス界を引退することをお伝えしたい。この2年間は特にそうでしたが、制限なくプレーできたとは思っていません。しかし、人生には始まりと終わりがあります。長く、想像以上に成功したキャリアに終止符を打つには適切な時期だと思いました」と話した。
「これまで経験できたすべてのことが、ものすごく幸運だったと感じています」
また、苦しい数年間を過ごしてもなお、今年も現役を続けてきた理由として息子であるラファエルJrくんの存在が大きかったと語った。
「家に帰り、息子が日々成長していく姿を見ることが、僕を生き生きとさせ、現役を続けるために必要なエネルギーを与えてくれました」
R・フェデラー(スイス)、
A・マレー(イギリス)、
N・ジョコビッチ(セルビア)とともにビッグ4としてテニス界を牽引し続けたナダル。ビッグ4ではフェデラー、マレーに続き3人目の現役引退となる。
最後にナダルはファンへの感謝を述べた。
「最後に、ファンのみなさん。みんなが僕に感じさせてくれたことについては、いくら感謝してもしきれません。どんな時も僕に必要なエネルギーを与えてくれました。本当に、僕が経験したことすべてが夢のようです。自分のベストを尽くし、あらゆる面で努力したという絶対的な安心感とともに去ることができます。すべての人に感謝の意を表し、また会いましょう」
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