テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は現地14日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第3シードの
C・アルカラス(スペイン)に2-6, 2-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ2年連続の準優勝となり、男女を通じて四大大会のシングルスで歴代最多となる25度目の優勝とはならなかった。表彰式でジョコビッチは「今日は彼が勝者にふさわしい」と語った。
>>【動画】21歳アルカラスがウィンブルドン連覇達成!優勝の瞬間!<<>>アルカラス、ジョコビッチらウィンブルドン組合せ<<37歳で世界ランク2位のジョコビッチは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で右ひざを負傷し準々決勝を前に棄権すると、その後手術を敢行。
過去7度の優勝を誇るウィンブルドンへの出場が危ぶまれたが参戦を決めると、1回戦で世界ランク123位のV・コプリバ(チェコ)、2回戦で世界ランク277位のJ・ファーンリー(イギリス)、3回戦で同47位の
A・ポピリン(オーストラリア)、4回戦で第15シードの
H・ルーネ(デンマーク)を下し8強入り。
準々決勝では第9シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と対戦予定だったが、試合前にデ ミノーが負傷により棄権したためベスト4に進出すると、準決勝では第25シードの
L・ムセッティ(イタリア)を退け、2018年から6大会連続(2020年は大会中止)で決勝進出を果たした。
決勝は昨年の同大会決勝で敗れた21歳のアルカラスとの再戦となった。
この試合、ジョコビッチはアンフォーストエラーを25本記録するなど安定感を欠き、サービスゲームでは試合を通じてアルカラスに5度のブレークを許す。
アルカラスのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第3セットの第10ゲームでは40-0とされ後がなくなったなかで、ジョコビッチは5ポイントを連取し土壇場でブレークバックを果たす見せ場を作ったものの反撃はここまで。その後のタイブレークをアルカラスにものにされ、2時間27分で力尽きた。
試合後の表彰式でジョコビッチはアルカラスを称賛した。
「今日の彼(アルカラス)はとても凄かった。もちろん僕が望んでいた結果ではなかった。特に序盤のセットはね。テニスのレベルが達していなかった。カルロス(アルカラス)の功績だ。彼は今日すべてを持っていた。僕は3つのマッチポイントをセーブして少し試合を長引かせることができたけど… でも、完全に今日は彼が勝者にふさわしい。本当におめでとう」
ジョコビッチは今大会で、
R・フェデラー(スイス)に並ぶウィンブルドン最多タイの8度目の優勝と、女子テニスで元世界ランク1位の
M・コート(オーストラリア)を抜く四大大会のシングルスで歴代単独1位となる25度目の優勝を狙ったが、達成とはならなかった。
一方、優勝したアルカラスは同大会2連覇を達成するとともに、先月の全仏オープンに続く四大大会4度目の優勝を飾った。
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