男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は16日にシングルス準々決勝が行われ、第14シードの
T・ポール(アメリカ)が第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を7-5, 3-6, 6-3のフルセットで破り、「ATPマスターズ1000」で3度目のベスト4進出を果たした。
>>西岡 良仁vsナカシマ 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎vsバウティスタ=アグ 1ポイント速報<<>>ズベレフ、チチパスらBNLイタリア国際組合せ<<26歳で世界ランク16位のポールが同大会の本戦に出場するのは4年連続4度目。過去2回戦以上に進出したことがなかったポールだが、今大会では初戦の2回戦で世界ランク86位の
A・カラツェフ、3回戦で同52位の
D・ケプファー(ドイツ)、4回戦で前年王者で第2シードの
D・メドベージェフを下し8強入りした。
準々決勝の第1セット、両者2度ずつブレークを奪い合い迎えた第11ゲームで、ポールは3度目のブレークを果たし先行する。
続く第2セット、第1ゲームでブレークに成功したポールだったが、その後2度のブレークを許すと、リターンゲームではフルカチュのサービスを崩せず1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、両者は激しいストローク戦を展開するとポールは3度、フルカチュは2度相手のサービスゲームを破りブレークに成功する。ブレークの差でリードしていたポールは第9ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えると、フルカチュに6度ブレークポイントを握られるも全てしのぎ、自身は4度目のマッチポイントでフルカチュのミスを誘い2時間43分の激闘を制した。
世界ランク4位のメドベージェフに続き同9位のフルカチュを破ったポールは初めてトップ10の選手に連勝。また、この勝利はポールにとってツアー150勝目となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはポールのコメントが掲載されている。
「出だしはとてもよかったけど、第2セットと第3セットの序盤は本当にうまくいかなかった」
「第3セットでは自分自身を奮い立たせるために、少しエネルギーを使って粘るしかなかった。僕はフォアハンドをもっと意識して、より大きく打って、もう少し激しくプレーするようにした。それが最終的には鍵になったと思う」
クレーコートの「ATPマスターズ1000」では初となる4強入りを果たしたポールは、準決勝で第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)と第21シードの
N・ジャリー(チリ)の勝者と対戦する。
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