女子テニス協会のWTAは2023年のプレーヤーアワードのノミネート選手を発表。最も成長した選手におくられる「モースト・インプルーブド・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」には3名の中国人選手がノミネートされた。
>>綿貫 陽介、清水 悠太ら横浜慶應CH組合せ<<「モースト・インプルーブド・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」は今季1年を通して大幅に向上した選手に贈られる賞。
今年この賞にノミネートされた5名の選手のうち、3名が中国人選手となった。
1人目は21歳で世界ランク15位のジャン・チンウェン。2022年に世界ランキングを126位から25位に急上昇させると、今年はツアー初優勝を含む2勝を挙げるなどさらなる活躍をみせ、世界ランキングもキャリアハイの15位でシーズンを終えた。
なお、ジャンは9月の第19回アジア競技大会のテニス部門(中国/杭州、ハード)の女子シングルスで金メダルも獲得している。
2人目は22歳で同36位の
ワン・シンユ(中国)。今季は安定した成績を残し続け、今年初めに86位だった世界ランキングで10月にはキャリアハイの32位を記録した。さらにダブルスでは
シェ・シュウェイ(台湾)とペアを組み、6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で自身初のグランドスラムタイトルを獲得した。
3人目は29歳で37位の
ヂュー・リン(中国)。今年に入るまでツアー決勝進出経験もなかったヂューは今季ツアー大会で1度の優勝と1度の準優勝を記録。今季初めは84位だった世界ランキングは9月にキャリアハイの31位を記録した。
残り2名は同30位の
J・パオリーニ(イタリア)と同56位のK・ボールタ―(イギリス)がノミネートされた。
近年中国テニス界は大きな成長を遂げており、上記3名以外に同71位の
ワン・シユ(中国)、同87位の
ユアン・ユエ(中国)、同100位の
ワン・ヤファン(中国)の3名も世界ランキングでトップ100にランクインしている。
また、男子では同58位の
ジャン・ジジェン(中国)が5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で中国人男子選手として初の「ATPマスターズ1000」で8強入りを果たすなど活躍した。
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