ナダルに惜敗も敬意「光栄です」

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(左から)ナダルとベルグス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は9日、シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク108位のZ・ベルグス(ベルギー)は元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)に6-4, 3-6, 4-6の逆転で惜しくも敗れ初戦敗退となった。試合後ベルグスは「信じられないほど光栄です」とナダルに声をかけた。

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24歳のベルグスは今大会、予選2試合に勝利し初の本戦入り。1回戦では同大会を過去10度制しており今季での引退の可能性を示唆している37歳のナダルと顔を合わせた。

この試合の第1セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第9ゲームでベルグスが2度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでセットポイントを握ると最後はボレーを叩きつけ、ナダルからリードを奪う。

しかし第2セット、ベルグスは第2ゲームでナダルにブレークポイントを握られると最後はダブルフォルトを犯しブレークを許す。その後ベルグスはナダルのサービスゲームを崩せず1セットオールに追いつかれると、ファイナルセットもナダルに1度のブレークを許し、2時間53分に及ぶ激闘の末に力尽きた。

試合後、ネットを挟みレジェンドであるナダルに「信じられないほど光栄です。あなたと対戦出来て幸せです」と声をかけたベルグスは、会見でナダルとの対戦について語った。

「始まる前は文字通り、夢のようだったよ。みんな成長する中で、テレビでいつも彼(ナダル)をみて、憧れて、彼と同じ服を着たり、写真を持っていて、彼になりたいと思うんだ」

「ただ一方で僕たちはチームとして対戦相手やイベントに関係なく、本当に素晴らしい仕事をしたと思う」

ナダルとの対戦という大きな経験を得て、ベルグスは今大会を去った。

一方、勝利したナダルは2回戦で第7シードのH・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため、フルカチュはこの試合が初戦となる。


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(2024年5月10日16時52分)
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