王者の重圧なしも「それは変えたほうがいいかも」

ゲッティイメージズ
マドリッドOPでのメドベージェフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に第2シードとして出場する世界ランク4位で昨年王者のD・メドベージェフが9日に会見を行い、クレーコートでのプレーや、タイトル防衛について語った。

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2022年に世界ランク1位にも輝き、キャリア通算20個のシングルスツアートロフィーを掲げている28歳のメドベージェフ。クレーコートは以前から苦手とされていたが、昨年のBNLイタリア国際では決勝でH・ルーネ(デンマーク)を下しクレー初優勝を果たした。

しかし、以降は得意のハードコートを含め芝コートでもタイトル獲得はできておらず1年が経過。ディフェンディングチャンピオンとしてローマに戻ってきた。

前週まで行われていたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では8強入りしたものの、右足の痛みにより準々決勝の試合中に棄権していた。

途中棄権して以来の復帰戦となるメドベージェフは会見で「今はいい感じだよ。軽いけがだった。マドリッドにあのあと3日間滞在して、だいぶ回復した。ここに来て、自分の動きをコントロールするために練習相手と打った。今日はフルに打った。だから、今は様子を見る段階だ」とコメント。

また、自身も抱いていた“クレーコートが苦手”という感情を変えてくれたBNLイタリア国際に戻ってきたことに関してはこう話している。

「最高の気分だよ。優勝カップを持っている写真もあるし、優勝者たちを映し出すトンネルもある。とてもいい気分だよ。クレーコートでの見方が変わったんだ。マドリッドでは、より良いプレーができるようになった。とてもいいプレーをしていたよ。今は、クレーコートでも大きな結果を残せるような気がしているんだ。去年ほどは驚かないだろうね(笑)」

「練習と経験が要因かな。2、3年前は、滑ったり、ショットを打ったりすると、いつも自分が正しいことをしたのかどうか疑っていたんだ。今は、自分が何をしなければならないかがわかっている。うまくいかなくても『よし、次はもっとうまくやろう』って思うんだ。練習では、以前は『これを練習してみよう、うまくいくかどうか試してみよう』という感じだったけれど、今はより正確に練習できるようになった。去年は正しい練習、正しい動きを見つけた。今年はそれを続けただけだ。今年もうまくいっているよ」

クレーコートでのプレーに自信を覗かせたメドベージェフは、タイトルの防衛にも自信を語った。

「重圧はまったく感じていない。去年ここで優勝できたことをうれしく思っているし、今年もいい結果を出したいと思っている。でも、正しいアプローチではないかもしれないね。それは変えたほうがいいのかもしれない。今のところは変えたくない。リラックスしているのが好きなんだ。そうだね。もしかしたら、もっとストレスを感じなければならない時が来るかもしれないね」

初戦の2回戦でメドベージェフは世界ランク40位のJ・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは1回戦で同55位のB・チョリッチ(クロアチア)をストレートで下しての勝ち上がり。


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(2024年5月10日11時12分)
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