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USオープン2006年レビュー

◇男子シングルス:王者フェデラー強し 3連覇を達成

アンディ・ロディック/ロジャー・フェデラー
王者フェデラーが前評判どおりの強さで優勝、3連
覇を達成。復活のロディックは今後に期待。
アンドレ・アガシ
満身創痍の状態で3回戦に進み、最後は涙ながら
の挨拶で現役に幕を下ろした。

2006年最後のグランドスラムであるUSオープンは、度重なる雨により試合スケジュールが大きく崩れる過酷な大会となった。しかし、今季全ての四大大会で決勝に進んでいる王者R・フェデラーはそんなことお構い無しに優勝、大会3連覇を決めて見せた。ウィンブルドンとUSオープンを同時に3連覇したのは史上初の快挙とのこと。
活躍が期待された地元アメリカ勢では、長く不振が続いていたA・ロディックが往年の名選手J・コナーズの力を得て復活。優勝した2003年以来となる2度目の決勝に駒を進め、惜しくも王者の前に屈したものの、準優勝をおさめて今後の活躍を期待させた。王者の対抗馬として上位進出を狙ったR・ナダルは、準々決勝でダークホースのM・ヨージニに屈した。
また、今大会を引退の場として出場した『生きる伝説』A・アガシは、1回戦(対A・パベル)、2回戦(対M・バグダティス)とフルセットの苦しい戦いを勝ち抜いたが、3回戦の対B・ベッカー戦で力尽き、生涯最後の戦いを終えた。満員の観客の前で涙しながら感謝の言葉を述べる姿は感動的だった。


◇女子シングルス:シャラポワがUSオープン初優勝

ジュスティーヌ・エナン=アルデンヌ/マリア・シャラポワ
シャラポワがUSオープン初優勝で2度目の四大
大会制覇を達成。エナンは年間全ての決勝進出

女子では、2004年ウィンブルドンでの華々しい優勝以来、グランドスラム準決勝の壁に苦しんでいたM・シャラポワが2度目の四大大会制覇を決めた。
準決勝では今季四大大会2勝を誇る世界1位のA・モレスモを、決勝では今季全四大大会進出のJ・エナン=アルデンヌを下したシャラポワは、優勝セレモニーでは19歳らしいはしゃぎ方で喜び、勝利の喜びを父親、そして第2の故郷であるアメリカ国民と分かち合った。


◇男子ダブルス:パエス&ダム組が初優勝

リンダー・パエス/マーティン・ダム
ダブルス巧手パエス&ダム組が並み居る強敵を
倒してUSオープン初優勝

男子ダブルスはベテランのL・パエス&M・ダムが初優勝をおさめた。パエスにとっては4度目の、ダムは初めてのグランドスラムタイトル獲得となった。
準優勝は、全仏オープンを2連覇中のJ・ビョークマン&M・ミルニ組。ダムはミックスダブルスでも決勝に進んでいる。



◇女子ダブルス:ズヴォナレーワ&デシーが初優勝

ベラ・ズヴォナレーワ/ナタリー・デシー
シード組を次々と撃破して、見事初優勝を飾った
ズヴォナレーワとデシーの2人

女子ダブルスでは、こちらも初優勝ペアが誕生し、V・ズヴォナレーワ&N・デシーが栄冠に輝いた。
杉山愛/D・ハンチュコバ組などシード勢を蹴散らしたズヴォナレーワ/デシー組は、決勝では同じく初優勝を目指していた第8シードのD・サフィーナ&K・シュレボトニック組を破った。



◇混合ダブルス:ナブラチロワ&B・ブライアン組が優勝

マルチナ・ナブラチロワ/ボブ・ブライアン
現役を完全に引退するナブラチロワが最後の大会
でボブ・ブライアント組んでミックスダブルス制覇

ミックスダブルスでは、今大会限りで現役を完全に退くことを表明していたM・ナブラチロワが、B・ブライアンとともに優勝、引退に自ら花を添えた。
ナブラチロワにとってはこれが59個目のグランドスラムタイトルとなった。




◇ジュニア・シングルス:フレッシュな面々が優勝

アナスタシア・パフリュチェンコワ/ドゥシャン・ロイダ
アナスタシア・パフリュチェンコワ(ロシア)が女子優
勝、男子はドゥシャン・ロイダ(チェコ)が制覇

ジュニア部門では、日本の将来を背負って立つ森田あゆみと錦織圭の活躍に期待が高まったが、森田は3回戦敗退、錦織は初戦敗退に終わった。
優勝したのは、女子シングルスがロシアのA・パフリュチェンコワと、男子シングルスはチェコのD・ロイダの2人となった。



◇日本人選手:浅越が涙の引退

杉山愛/浅越しのぶ
エースとして存在感を示した杉山と
惜しまれつつ引退した浅越しのぶ

日本勢では、エース杉山が3回戦まで進出し、敗れはしたものの、エナン=アルデンヌから1セット奪う健闘を見せた。
今大会で引退することを発表していた浅越しのぶは、シングルスでは初戦で、森上亜希子と組んだダブルスでは3回戦でそれぞれ敗れ上位進出はならなかったが、最後まで持ち味の積極的な攻めで観客を魅了してくれた。本当にお疲れ様でした。

画像提供:GETTY/AFLO

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