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全仏オープンテニス2007 レビュー

今年も赤土の王者・女王の強さは健在だった。いや、より強固なものとなったと言ってもいいかもしれない。今季クレーコート81連勝という記録を打ち立てたラファエル・ナダル、女子世界1位に君臨するジュスティーヌ・エナンは、並み居る強敵をなぎ倒していとも容易く優勝して見せた。しかも両者ともに今回が3連覇という偉業達成だ。

大会期間中に21歳の誕生日を迎えたナダルは、元王者のレイトン・ヒューイットとカルロス・モーヤ、新鋭ノヴァーク・ジョコビッチを下し、2年連続で決勝対決となった世界1位のロジャー・フェデラーを昨年に引き続きセットカウント3-1で退けた。これで、ナダルは全仏では初出場の2005年から無敗の21連勝となり、3連覇は1980年にビヨン・ボルグが達成して以来の快挙となった。
フェデラーは今年の前哨戦でナダルからクレーコート初勝利を奪い、周囲からも初優勝、グランドスラム達成の期待も高まっていたが、またもクレーの申し子に粉砕され、その夢の実現は来年以降に持ち越しとなった。

年初に離婚という人生の転機を迎えたエナンは、4回戦で元女王セリーナ・ウィリアムズ、準決勝でイェレナ・ヤンコビッチ、決勝でアナ・イバノビッチをそれぞれストレートで下して、見事3年連続4度目の優勝に輝いた。第1シードからの優勝は今回が初めてで、女子の3連覇は1992年のモニカ・セレス以来。
女子では、第2シードとして出場したマリア・シャラポワの健闘があった。肩の怪我から復帰したばかりのシャラポワは、大会序盤こそ苦戦が続いたが、苦手のクレーを不屈の闘志で勝ち上がり、初のベスト4進出を果たした。

この大会のハイライトとして欠かせないのは、やはりセルビア勢の活躍だろう。女子準優勝のイバノビッチ、ベスト4のヤンコビッチ、男子ベスト4のジョコビッチと、男女ベスト4に3人も送り込み、ロシアを上回る最大勢力に成長した。19歳のイバノビッチ、22歳のヤンコビッチ、20歳のジョコビッチと、3選手ともまだまだ若く、これからの躍進にも期待が持てそうだ。

日本勢では、杉山愛のダブルス準優勝、国枝慎吾の車いすテニス男子シングルス優勝が光った。
今年からペアを組み始めたシュレボトニックとのコンビネーションも高まっていた杉山組は準決勝で、昨年決勝で敗れた第1シードのレイモンド/ストザー組を下し、波に乗って決勝に進んだが、第17シードのモリック/サンタンジェロ組に屈し、2年連続の準優勝に終わった。杉山は今後、自ら課題と語るサーブの改善に努め、更なる向上を目指す。

車いすテニスでは、世界ランク1位の国枝が、全豪オープンに続く四大大会2大会連続のシングルス優勝を手にした。
また国枝は、ダブルスでも斎田悟司と組んで準優勝と好成績をおさめた。女子でも、第2シードの八筬美恵の組が、見事準優勝を収めている。

ジュニアの部では、日本からは奈良くるみ、秋田史帆がシングルスに出場し、シングルスでは2回戦で敗退したが、ダブルスではペアを組んでベスト8に進出した。
ジュニアの部、男子シングルスではウラジーミル・イグナティッチが、女子シングルスでは地元フランスのアリス・コルネがそれぞれ栄冠を勝ち取っている。

画像提供:GETTY/AFLO

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